[KB]: My QandA practice 2nd

はじめに

Microsoft KB で回収した情報を追試し、QandA方式で纏めています。

• 実践での検討は足りません
  QuickHack なレベルなので参考にする場合には気をつける必要があります。「A little Knowledge is a dangerous thing.」になりかねません。
• 基本的には Source のみの公開です
  Binary に必要性を感じていませんので。Visual C++ で作成していますが、Borland C++ 5.5 でも問題ないと思います。特に注意書きがない限り、BSD License(bsd_license.txt) でお願いします。

Q006 Windows のバージョン確認方法について

A006. GetVersion()、GetVersionEx() 大方見当をつけて、後は細かく。

• [225013 - [INFO] プログラムから Windows のバージョンをチェックする方法]
  [Windows 2000 互換性ガイド - バージョンのチェック]

• [416218 - [WinMe] GetVersion() API の戻り値が変化する問題]
  GetVersionEx() の Typo らしい。しかも日本語版の Me のみで発生（日本版オリジナル？）し、ファイル名によって正常ではない値(?)を返すとのこと。SETUP.EXE が駄目というのも痛い。痛いぞ(01.04.19)。

Q005 Visual Stadio 6 の SP 確認方法について

A005. Registry を見るのがお手軽です。

取り敢えず MSKK の見解は以下の通り。

• [194295 - [VS60] Service Pack がインストール済みか確認するには]

この方法だと独自に VB の msvbvm60.dll を update したとすると、手の打ちどころがありません。お手軽なのは [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\VisualStudio\6.0\ServicePacks] 辺りを覗くと良いようです。

Q004 BOOT.INI の記述方法について

A004. Resource Kit 以外にも情報源はあります

ATTRIB.EXE で属性変更する必要があります。慣れてくると Explorer で十分なんですけどね。私的には「/MAXMEM=」がお勧め。物理的にメモリを減らす必要が無いですもの。

• [99743 - BOOT.INI ファイルの用途]
• [124550 - [NT]Err MsgWindows NT をスタートできませんでした…Ntoskrnl.exe]
• [170756 - Boot.iniファイルで使用できるスイッチ オプションについて]
• [227704 - Boot.ini ファイルにおける Signature() 構文の使用]
• [102873 - [NT]BOOT.INI と ARC パスの名前付け規約と使用法]
• [242518 - Windows スタートアップ処理中の長時間の一時停止]
• [239780 - Windows Boot.ini ファイルで使用するセーフモード ブート スイッチについて]
• [153762 - Windows NT のインストール後にデュアル ブートをセットアップする]
• [157992 - Windows NT、Windows 95-98、および MS-DOS をトリプル ブートする方法]

• [Boot INI Reference(Sysinternals Freeware)]
  Sysinternals の BOOT.INI の説明。非公開の情報が満載。
• [Windows NTのOSローダーによるマルチOSブートの試み(ITO Takayuki BeOS tools tech docs)]
  BOOT.INI を極めた情報。参考になりました。

Q003 QueryDosDevice の使い方について

A003. Sample program を作りました

Win9x 系では動作しません。WinNT 系で CreateFile() 出来そうな物の Enum や Symbolic Link 調査に使用します。以下の page が参考になります。

• [Pop Open a Privileged Set of APIs with Windows NT Kernel Mode Drivers --MSJ, March 1998(Microsoft Systems Journal)]
• [235128 - INFO Understanding Device Names and Symbolic Links]
  DefineDosDevice() の使い方も参考になるかも。

Sample program は <querydos.c> です。出力結果は Excel 等で見ると分かりやすいです。

Q002. 使用している Internet Explorer の Version を知りたい

A002. 最後に頼れるのは Registry です（ぉぃ）

以下の page が参考になります。

• [164539 - インストールされている Internet Explorer のバージョンの確認方法]
  刻々と追加されています。

Sample program を作成しました → <ieinfo.c>。一応、NT4 の IE 3.0 まで動作確認できています。Win9x、Windows 2000も大丈夫でしょう。動作的には IE6 Public Preview まで対応していますが、確認はしてはいません。

Q001. WinDBG で Device Driver の Debug Message が表示出来ない

A001. Device Driver 等、Kernel Debug である必要が場合は通常(WinDBG 等)の方法で Debug Message を出力できません。Kernel Debug が出来る環境を整えましょう。

Kernel Debug Message を出力するだけならば以下の方法があります。

1. WinDBG でクロスデバッグ環境を整える
   王道です。最後に頼れるのがクロスデバッグ環境なので、是非方法を学んでください。DDK に記述があります（というか DDK より詳しい資料を見たことが無いし、、、）。手馴れてくると使い勝手は決して悪くない、、、はずです。
2. SoftICE を購入する
   お金持ち推奨 :-))。個人レベルでは買いにくい値段ですが、それ（どれ？）専用の開発を行っている所では必須アイテムです。是非オネダリしませう（最近、単品で買えなくなったのが痛いですねえ）。
   [日本コンピュウェア NuMega(NuMega)]
   [DriverCentral 日本語版]
3. Debug Monitor for Win95, 98, and NT を利用する
   Numega 社（正確には Compware が買収した Vireo の製品だが）の Debug Monitor ツール、Debug Monitor for Win95, 98, and NT が利用出来ます。
   [Win95、98、NT用のデバッグモニタ(DriverCentral 日本語版)]
4. DebugView を利用する
   比較的ポピュラー（らしい）。Application と Kernel のデバッグメッセージの両方が出力されますし、License も比較的軽め。Whistler 対応ってのがおしゃれ。
   [DebugView(Sysinternals)]
5. DebugPrint を利用する
   WDM デバイスドライバ(ISBN4-88135-861-8) で紹介されているデバッグプログラム。NT に対応した最新版は Shareware らしい。Source から変形させないと行けないので手間が掛かる割には、、、どうだろ。
   [DebugPrint Device Driver Trace tool(PHD Computer Consultants Ltd)]

＃他にあるかなあ？