A-Master で購入した POST CARD
1.1 What is POST CODE?
POST とは Power-On Self Test の略名です。
POST は BIOS がシステム電源投入時に各ハードウェア（CPU、Memory、IDE、etc...）を初期化する際に実行するテストプログラムです。エラーが検出された場合、その内容をさまざまな方法でユーザーに知らせます。知らせる方法は以下の３通り。
POST CODE は、POST CARD を使用することで出力されます。それ以外の方法では確かめることは出来ません。POST CARD は 7 seg. LED が２個付いてあり、「０〜ＦＦ（16進数）」まで出力することが出来ます。出力される数字は、各 BIOSベンダー毎に異なっていますが、最近は BIOS Vendor の web からこの POST CODE の意味を調べることができるようです。チェックしてみてください。このPOST CODE、出力時間がほんの一瞬の場合もあれば、２・３秒かかるものもあります。ただ エラーを検出した場合、VGA ボードが初期化以前であれば間違いなく「ハングアップ（というより loop）」して教えてくれます。ちなみにこの POST CARD、秋葉原でも売っているところは少ないです。
私は、今は亡き「A-Master」(^^; で購入しました。T-Zone でも売っているとのことなので欲しい方は覗いてみてはいかかでしょう。最近は ISA 版の他に PCI 版もあるようです。
A-Master で購入した POST CARD
さてここからが本題です。
どうやって BIOS は POST CODE を出力しているのでしょうか？答えは簡単。
PORT 80h に POST CODE 書き込む
これだけです。アセンブラで記述すれば以下の通り。
mov al, 55h ;
out 80h, al ; Display "55".
C でも emun 命令でマクロを作っておけば、簡単に POST CODE を出力できます。
では実際どのようにして使用するのか？私は以下の状況下でこの POST CODE を Debug 用として使用しています。
どうです？お気に召していただけたでしょうか？他に POST CARD の使い道についてありましたら教えてくださいネ。
POST CODE については以下のメーカから。
00.06.25 : HTML 4.01 化。
99.06.27 : 持っている Post card の写真を貼り付けました。
99.06.12 : ちょっぴり Link を増やしました。Little Powerup。
98.10.19 : 記載開始
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