tar (tape archiver) はアーカイブを作成/復元するソフトウェアです。
アーカイブは、ファイルやディレクトリ構造を保存したものです。通常、ファイルとして *.tar という拡張子にて保存されることが多いです。ソフトウェアの配布形式 (tar ball) として使用され、tar ファイルを更に圧縮した形 (*.tar.gz, *.tar.bz2, *.tar.Z ,...) で公開していることが多いです。
以下のパラメータを組み合わせて使用します。
お手軽なのは z パラメータによる展開です。パラメータを説明すると「z で gzip
を扱うことを指定」、「x で展開」、「v で詳細情報を表示」、「f でファイルを指定」となります。
v パラメータは必要ありませんが、展開中のファイルが表示されないと寂しいかも。
z パラメータは tar のバージョンによってはサポートされていないこともあるので注意。
# tar zxvf linux-2.4.22.tar.gz
gzip コマンドにて伸長しつつ tar で展開する方法もあります。
# gzip -dc linuz.2.4.22.tar.gz | tar xvf -
コマンドが覚えきれないのならば gzip -d と tar xvf を別々に実行する方法でも可能。
# gzip -d linux-2.4.22.tar.gz
# tar xvf linux-2.4.22.tar
お手軽なのは j パラメータによる展開です。j パラメータも tar のバージョンによってはサポートされていないこともあるので注意。
# tar jxvf linux-2.4.22.tar.gz
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