日本の好配当株に対して投資を行うアクティブ型投資信託リスト


'10/05現在、既に更新を止めています。今となっては古い情報になっています。現在も更新を続けている他のサイトを活用することをお勧めします。 投資信託/活用リスト


私が目に付いた投資信託をリストアップしています。各銘柄をお勧めしているわけではない所に注意してください。

インカムゲインが 1〜3% 程度の高配当株に特化した投資信託をリストアップしてみました。

特徴としては以下の通り。

  • 流行の投資信託?
    高配当株に特化した投資信託は最近の流行らしく、'06/07現在、半年程度の運用期間しかない場合が殆どでした。よって現段階で高配当株に対する投資が有用かどうかは判断しにくい状況です。ざっと見た感じでは TOPIX 負けしているものが多く、下げ相場には比較的強い印象を受けました。ディフェンシブな株に高配当株が集まってるからかもしれません。
  • 高配当株の銘柄は様々
    結構特徴的な銘柄が多いです。投資信託によっては TOPIX と変わりない銘柄が集まっていたり、逆にあからさまに高配当以外には期待出来ない株に集中してしまい、キャピタルゲインが得られていないものもありました。
    ただこの場合でも殆どは市場状況(TOPIX)に連動した値動きになることが多いようで、インカムゲインに拘る意味合いは少ないかもしれません。
  • 「好」配当?
    投資信託名に「配当」ではなく「配当」と名称を付けることが多いようです。好配当株ってどんな株なんでしょうかね。なんかこうニホン的というか、小手先で言いはぐらかされていると言うか、投資家を小馬鹿にしているというか、何か言葉のマジックのような感じです。
    キット騙されています =)。
  • TOPIX の平均予想配当利回りは「1.0%*1
    平均利回り 1.0% って私が予想していたよりは高かったかな。もちろん他の国と比べたら全然ですけど。

ニュー配当利回り株オープン 『配当物語』 (住信アセットマネジメント)

高配当株に投資する投資信託の中で運用期間が比較的長めで、高配当株に特化していたものを選択しました。

購入期間が限られている所にこの投資信託の特徴があります。配当金が配布される時期に購入できないよう設定している所を見ると、配当金の配分の直前に購入し、配当金の配分の直後に売り抜けるピンポンダッシュ的な運用を避ける目的があるのかもしれません。

投資信託ニュー配当利回り株オープン 『配当物語』 (住信アセットマネジメント)
運用安定した高配当が見込める銘柄に対して投資するアクティブ型投資信託
ベンチマークなし
信託期間無期限
決算日1/25, 7/25 (配当金有り)
手数料上限 3.15%
信託報酬0.945(0.42/0.42販/0.105)
信託財産留保額0.3%
評価モーニングスター:64312057DIR:64312057TOPIXとの比較:64312057
見所低廉な信託報酬と高配当株に対しての拘りを感じる投資信託。これで運用が良ければ言うこと無しなのですが、、、

組み込み比率 (06.06.23現在)

銘柄数は「148」銘柄、売買高比率は「0.28*2」、平均配当利回りは「1.78%」。興味深いのは収益配分で、分配金 1000 円の内、配当からの収入はわずか「83円72銭」で株売買での利益が「608円04銭」。配当金から得られるインカムゲインは配当金に大きな影響を与えていない。

順位銘柄業種Y!株比率
1新日本製鐵鉄鋼Y!株:54012.83%
2三井物産卸売業Y!株:80312.76%
3JFE鉄鋼Y!株:54112.47%
4トヨタ自動車輸送用機器Y!株:72032.46%
5マキタ機械Y!株:65862.21%
6住友商事卸売業Y!株:80532.15%
7任天堂その他製品Y!株:79742.09%
8NTTドコモ情報・通信業Y!株:94371.89%
9山武電気機器Y!株:68451.86%
10住友金属工業鉄鋼Y!株:54051.73%

組み入れ業種比率 (07.07.17現在)

順位業種比率
1電気機器10.36%
2卸売業10.24%
3鉄鋼8.65%
4化学6.75%
5電気・ガス業6.17%

フィデリティ・日本配当成長株・ファンド(分配重視型) (フィデリティ投信)

高配当株を扱っている投資信託の中では調子がよさそうだったので取り上げてみました。運用してから 1 年も経っていない状況なので、この投資信託の特徴を把握するのは難しいです。組み入れている銘柄から見ると NTT ドコモと武富士が特徴的ですが、それ以外は TOPIX の配分と大して差が無いように思えます。

この投資信託の平均予想利回りは 07.03.30 現在で「1.4%」。特に高配当を狙った利回りには感じませんでした。成長株か?と言われるとこれもまたビミョー。「TOPIX + 高配当株」といった組み合わせというのが正しいのかも。

投資信託フィデリティ・日本配当成長株・ファンド(分配重視型) (フィデリティ投信)
運用高配当株かつ成長株に対して投資を行うアクティブ型
ベンチマークなし
信託期間無期限
決算日1/10, 4/10, 7/10, 10/10 (配当金有り)
手数料上限 3.15%
信託報酬1.239%
信託財産留保額0.3%
評価モーニングスター:32313059DIR:32313059TOPIXとの比較:32313059
見所高配当である株に対して投資しているはずなのにどちらかと言えば TOPIX 運用に近いビミョーな投資信託。

組み込み比率 (07.03.30現在)

銘柄数は「116」銘柄、売買高比率は「1.65*3」、平均配当利回りは「1.4%*4」。設立した当初の 2.59*5と比べると売買高比率が安定してきました。それでも売買委託手数料は高め。なんでだろ。

順位銘柄業種Y!株比率
1トヨタ自動車輸送用機器Y!株:72037.9%
2NTTドコモ情報・通信業Y!株:94376.1%
3キヤノン電気機器Y!株:77514.5%
4三菱商事卸売業Y!株:80583.1%
5ホンダ輸送用機器Y!株:72673.1%
6野村HD証券、商品先物取引業Y!株:86042.8%
7ローソン小売業Y!株:26512.8%
8東北電力電気・ガス業Y!株:95062.6%
9武田薬品工業医薬品Y!株:45022.5%
10みずほ FG銀行業Y!株:84112.4%

組み入れ業種比率 (07.05.31現在)

電気・ガス業、医薬品に比重が高いのが特徴のようです。確かにこの分野は安定した運用で配当金の多い銘柄が多いですしね。

順位業種比率
1電気機器12.9%
2輸送用機器11.8%
3電気・ガス業10.8%
4銀行業9.6%
5医薬品7.0%

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フィデリティ・日本配当成長株投信 (フィデリティ投信)

ゆうちょで取り扱っている投資信託です。

まだレポートが発行されていないので判断しにくいのですが、フィデリティ・日本配当成長株・ファンドと同じマザーファンド(フィデリティ・日本配当成長株・マザーファンド)を共有している関係上、運用実績はほぼ同一になると思われます。

投資信託フィデリティ・日本配当成長株投信 (フィデリティ投信)
運用高配当株かつ成長株に対して投資を行うアクティブ型
ベンチマークなし
信託期間無期限
決算日1/10, 4/10, 7/10, 10/10 (配当金有り)
手数料上限 3.15%(ゆうちょでは 3.15%)
信託報酬1.23%
信託財産留保額0.3%
評価モーニングスター:32311076DIR:32311076TOPIXとの比較:32311076
見所フィデリティ・日本配当成長株・ファンドと同じ運用?

*1 06.03.31現在、フィデリティ・日本配当成長株・ファンドの販促用資料より
*2 運用報告書 07.01.25 より
*3 運用報告書 07.01.10 より
*4 07.03.30 現在、TOPIX の平均予想配当利回りは「1.1%」
*5 運用報告書 06.01.10 より

Last-modified: 2010.05.04 (火) 22:40:28 (5276d)