日本の成長株に対して投資を行うアクティブ型投資信託リスト


'10/05現在、既に更新を止めています。今となっては古い情報になっています。現在も更新を続けている他のサイトを活用することをお勧めします。 投資信託/活用リスト


私が目に付いた投資信託をリストアップしています。各銘柄をお勧めしているわけではない所に注意してください。

この分野のアクティブ型投資信託の特徴は、成長株に特化して運用している所です。成長株は、収入や利益の伸び率が平均より高く今後の成長が期待されている株のことを指します。一般的に PER が平均より高く、来期予想 PER が割安になっていることが多いようです。成長株での運用の場合、上昇期に強く下降期に弱い場合が多いようです。

MHAM株式オープン (みずほ投信投資顧問)

MHAM株式オープン(旧:DKA株式オープン)は、運用を開始したのは '70/09 と息の長いアクティブ型投資信託です。

特徴としては以下の通り。

  • 信託報酬が 0.73〜0.77% と格安
    アクティブ型投資信託の中では格安の部類に入ります。昔から運用している投資信託は信託報酬が安いものが多いようです。最近になって信託報酬が高い投資信託が人気になったとぼやく人もいるほど。
  • 株の売買を積極的に行う運用方針
    06.09.16 現在の運用報告書によると売買高比率は「1.69」。少々高めです。目論見書に記載されていたファンドの特色にも「株式の売買益を積極的に追求します」と記載がありますのでそれが反映した売買高比率となっているようです。
  • 優良成長株+外国株という運用方針
    日本株以外にも 30% 未満の範囲で外国株に手を出す運用方針のようです。'07.07.06 現在のレポートを見る限り、外国株は組入られていません。
  • モーニングスターで高い評価
    モーニングスターで行っている優良ファンド対して表彰する「ファンド オブ ザ イヤー」に 2 回選ばれています。

2006年後半から組み入れる銘柄が非常に大人しくなっています。もしかして担当が替わったのかもしれません。それより前は、中小株中心に活発的に売買していて、レポートを見ている側からするとハラハラしたものですが、'07/07 現在、上位銘柄はほぼ大型株に置き換わっており銘柄変更は殆ど無いように見えます。

ヲチしがいの無い投資信託になってしまいましたが、TOPIX を少しだけ上回る安定した運用になったように感じています。

投資信託MHAM株式オープン (みずほ投信投資顧問)
運用成長株の積極的な売買を方針とした日本株のアクティブ型投資信託
信託期間無期限
決算日9/16 (若干、配当金有り)
手数料2.1%(E*TRADE、マネックス証券ではノーロード)
信託報酬0.79275% (0.45/0.20/0.10+0.02)
信託財産留保額なし
評価モーニングスター:08311769DIR:08311769TOPIXとの比較:08311769
見所信託報酬が少ないアクティブ型投資信託。目まぐるしいポートフォリオだったんだけど今の所、沈静化。

組み込み比率 (07.07.06現在)

銘柄数は「80」銘柄。TOPIX 組入れ上位銘柄で占めています。動きも少ない。日平トヤマのないMHAM株式オープンなんて、、、

順位銘柄業種Y!株比率
1トヨタ自動車輸送用機器Y!株:72035.4%
2三井物産卸売業Y!株:80313.6%
3三菱UFJ FG銀行業Y!株:83063.4%
4東日本旅客鉄道陸運業Y!株:90203.1%
5ニコン精密機器Y!株:77312.8%
6JFE鉄鋼Y!株:54112.7%
7東芝電気機器Y!株:65022.7%
8みずほ FG銀行業Y!株:84112.5%
9三菱重工業機械Y!株:70112.5%
10ダイキン工業機械Y!株:63672.4%

組み入れ業種比率 (07.07.06現在)

順位業種比率
1電気機器15.3%
2卸売業10.5%
3輸送用機器9.9%
4銀行業8.3%
5機械6.6%

フィデリティ・日本成長株・ファンド (フィデリティ投信)

成長株の代表格として取り上げてみました。なんたって販売会社の数が凄い。投資信託を扱っている販売会社なら品揃えとして必ずあるんじゃないかと思えるほど。

ここ1年の結果を見ると常にベンチマーク負けをしているのが気になります。

投資信託フィデリティ・日本成長株・ファンド (フィデリティ投信)
運用日本の成長株に対して投資するアクティブ型投資信託
信託期間無期限
決算日11/30 (配当金、実績無し)
手数料上限 3.15%
信託報酬1.7115% (0.735/0.7665/0.105)
信託財産留保額なし
評価モーニングスター:32311984DIR:32311984TOPIXとの比較:32311984
見所どこの販売会社でも販売している有名アクティブ型投資信託。

組み込み比率 (07.03.30現在)

銘柄数は「286」銘柄、売買高比率は「1.79」。成長株特有の銘柄数の絞込みや回転率の速さが見られない。運用する資金の多さから積極的に運用できないのかもしれない。

順位銘柄業種Y!株比率
1トヨタ自動車輸送用機器Y!株:72036.0%
2任天堂その他製品Y!株:79744.9%
3NTTドコモ情報・通信業Y!株:94374.1%
4三菱地所不動産業Y!株:88022.6%
5キヤノン電気機器Y!株:77512.5%
6住友金属工業鉄鋼Y!株:54052.2%
7日本電産電気機器Y!株:65942.0%
8みずほ FG銀行業Y!株:84112.0%
9大和証券証券、商品先物取引業Y!株:86011.8%
10三井物産卸売業Y!株:80311.8%

組み入れ業種比率 (07.05.31現在)

順位業種比率
1電気機器13.9%
2輸送用機器8.3%
3銀行業8.1%
4卸売業6.2%
5その他製品6.2%

ノーロードファンド(維新) (三井住友アセットマネジメント)

成功報酬による運用を行っている投資信託です。

手数料はノーロード、信託報酬は 0.105%(受託会社への報酬なので省くわけには行かないのでしょう)と格安。販売会社と運用会社の取り分は成功報酬で賄っています。成功報酬は、ベンチマークに使用している TOPIX を上回った場合に支払われる報酬で「当該期間の基準価額のTOPIXに対する超過収益額の21%(税抜き20%)を成功報酬」(目論見書より)としています。

運用報告書(06.03.20決算日)によると 6 ヶ月間の「1万口(元本10,000円)当たりの費用の明細」は 114 円となっています。基準価額が大体 10,000 円程度なので、おおよそ年間で 2% 程度の信託報酬になりそうです。

約 9% 程度の TOPIX 先物取引があるのも気になる所です。先物に対する比率が多いような気も。ファンドの特色として「先物取引等を含めた株式の実質組入比率は、市況動向により、投資信託財産の純資産総額の0%〜100%の範囲内とし、機動的に変更します。」とあるので先物一辺倒になる可能性も否定できないのかな。

投資信託ノーロードファンド(維新) (三井住友アセットマネジメント)
運用日本の成長株に対して投資するアクティブ型投資信託
ベンチマークなし
信託期間無期限 (設定日:00.09.22)
決算日3/20,6/20,9/20,12/20 (配当金有り)
手数料なし(ノーロード)
信託報酬0.105%+成功報酬
信託財産留保額なし
評価モーニングスター:79311009DIR:79311009TOPIXとの比較:79311009
見所成功報酬による信託報酬を採用している投資信託。

組み込み比率 (07.06.29現在)

銘柄数は「73」銘柄、売買高比率は「0.51*1」。銘柄数の少なさも意外だけど、売買高比率の少なさも意外。となると先物で頑張っているのかな。

順位銘柄業種Y!株比率
1芝浦電子電気機器Y!株:69572.4%
2ローランド ディー.ジー.電気機器Y!株:67891.9%
3日本精機輸送用機器Y!株:72871.7%
4エリアリンク不動産業Y!株:89141.6%
5武蔵精密工業輸送用機器Y!株:72201.5%
6関東電化工業化学Y!株:40471.5%
7あきんどスシロー小売業Y!株:27811.4%
8トップカルチャー小売業Y!株:76401.4%
9ニッポ電機電気機器Y!株:66571.4%
10キヤノン電気機器Y!株:77511.4%

組み入れ業種比率 (06.05.31現在)

順位業種比率
1電気機器17.1%
2小売業11.4%
3化学7.3%
4サービス業6.9%
5機械5.8%

*1 07.03.20、運用報告書より

Last-modified: 2010.05.04 (火) 22:41:21 (5097d)