インデックス型投資信託 (パッシブ運用) †
インデックス型投資信託(インデックスファンド)は、各団体が公開している指標(インデックス)に連動した運用を行う投資信託です。 特徴としては以下の通り。
関連情報 †
用語 †インデックスファンドについて (旧:投資信託@2ちゃんねる) †
2ちゃんねるではインデックスファンドに人気が集まっているようです。とはいえインデックスに対する話題というよりはアクティブ型との小競り合いが多いようです。優良なアクティブ型ファンドの絞込み方を示唆してくれれば納得も行くのですが、具体例は出ず、仕舞いにはアクティブとインデックス並行運用という所に落ち着いたり落ち着かなかったりグダグダ。 でもコストに対しての見方は大体一緒っぽい。確実に儲かるファンドは無いけど確実に損をするファンドなら一目瞭然ですからね。 インデックスファンドを中心に資産運用を行いたいのであれば銀座人さんの書籍「みんなの投資」辺りがお勧め。 残念ながら上記の web は閉鎖してしまったようで閲覧できない状況になっています。良く出来た資料なので以下に「インデックスファンドについて」を引用しておきます。 インデックスファンドについて ├─インデックスファンドがいいよ(インデックスファンド派) │ ├─市場平均で満足さ(市場平均追及派) │ │ ├─10年以上の超長期なら儲かるよ(のんびり派) │ │ ├─市場の動きなんて読めないんだから(効率市場仮説派) │ │ └─時間も能力もないから平均的な成績で御の字(丸投げ派) │ ├─アクティブファンドより低コストだよ(低コスト主張派) │ │ ├─信託報酬が安いよ安いよ〜(低信託報酬派) │ │ └─売買の頻度が少ないからいいよ(買いっぱなし最強派) │ └─1万円程度から積み立てできるよ(小口資金派) │ ├─毎月積み立ててますよ(ドルコスト派) │ └─市場が下げてるときに買い増ししてますよ(タイミング派) │ └─インデックスファンドはだめだよ(アンチインデックスファンド派) ├─自分で個別銘柄買うほうがいいよ(個別株派) │ ├─俺の銘柄発掘能力はすごい!(投資眼力自信派) │ ├─インデックスファンドってカネボウみたいなの混じってるじゃん(クソ株嫌悪派) │ └─銘柄選択が楽しいんじゃないか!(四季報熟読派) ├─アクティブファンドがいいよ(アクティブファンド派) │ ├─市場平均を上回るアクティブファンドもあるよ(ファンド選別派) │ └─おっちゃんマンセー(さわかみファンド派) ├─コストが気になるじゃん(コスト嫌悪派) │ ├─そもそも信託報酬がきにいらねー(アンチ信託報酬派) │ ├─ミニ株で数十銘柄に分散すれば信託報酬0じゃん(マイバスケット派) │ ├─銘柄入れ替えのコストがやだ(銘柄入れ替えやめてよ派) │ └─インデックスファンドなんて機関投資家のはめこみじゃん(機関投資家陰謀派) ├─そもそも日本株はダメなんだよ(日本株悲観派) └─そもそも株自体がダメなんだよ(世界株悲観派) インデックス運用の問題点 †インデックス運用について以下の問題点が指摘されています。
インデックス vs ETF †下記のサイトにインデックス型ファンドと ETF に対してのコストに対して興味深い数字が提示されています。
上記の表は「インデックスファンドの選択方法」から引用しています。 興味深いのは ETF を売買するためのコストを計算に入れて年間コストを比較していて、 1 年間だけの運用であるならばノーロード(手数料無料)の方がETF よりコストが低いという結果が出ている所でしょうか。オンライン取引なら最近は取引手数料が 0 円で済む場合もありますし、もっとコストの掛からないインデックスファンドもありますので一概にこのデータが正しいとは言えないでしょう。それでも妥当な数値を示していると私は見ています。 カブドットコム証券での運用を想定した場合を考えてみました。 TOPIX連動型上場投資信託 (1306)(単位株100株辺り ¥170000-とする)を 500 株(85万円)購入する場合、売買に掛かる手数料は¥2050-(1025-*2)で信託報酬は 0.1155%。一方、トピックスオープンは信託報酬である 0.651% 以外にはコストは掛かりません。 どちらも年間で 5% の運用益(高すぎ?)が見込めるという前提でコストを計算していくと、おおよそ以下の通り。ちなみに運用益を 0% で計算してみたのですが途中で凹んできたので止めました。 複利効果って怖いですね 。
「完全法」と「サンプル法」 †インデックスファンドでは「完全法」と「サンプル法」の2通りの運用方法があります。 完全法は指数とまったく同じ構成をで運用することで、TOPIX なら 1500 社を超える株を保持することになります。サンプル法は一定の銘柄の中から特徴的な銘柄を選択し運用します。当然ながら完全法の方が指数から乖離する(トラッキングエラー)が少なくより良い運用法とされていますが、運用面(売買コストや流動性リスク)からサンプル法を用いることが多いようです。 現在運用されているインデックス型ファンドの殆どはサンプル法で運用しているようです。どの程度の銘柄で運用されているかについては目論見書に記載されているので確認してみると面白いかもしれません。
TOPIX vs 日経225 †有名な日本の株価指数としては、東証が公開している「TOPIX」と日本経済新聞社が公開している「日経225」が挙げられます。日本株のインデックス型投資信託は、上記の2つの株価指数に連動するものが多いようです。 TOPIX は時価総額で計算するため、時価総額の大きな銀行株や鉄鋼株等に影響されやすいとされ、日経225は株価の平均であるため発行数が少なく株価の高い銘柄(値がさ株)に影響されやすいとされています。 一般的に対象となる銘柄が東証第一部の全銘柄に及び組み込まれる銘柄が日経225より多いため、TOPIX の方がより安定した運用が出来るのではないかと考えられています。
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