格付け

格付けは、様々な投資(株・債券・投資信託等)に対しての確実性を評価したものです。

特徴としては以下のとおり。

  • 確実性に対する評価
    格付けは、今後の運用に対しての評価ではないことに注意しましょう。例え元本割れをしていたとしても高い信用の於ける投資であるならば高い評価を受けることになります。
  • 独立した格付け機関
    格付けは、独立した格付け機関が財務能力や信用力などを総合的に判断しています。格付け機関は複数存在しており、格付け方法の違いにより微妙な差が出ることもあります。格付け情報の比較も必要かもしれませんね。
  • 投資に対しての指標のひとつ
    多くの投資家はこの評価を元に投資を行うことが多く、投資に関してかなりの影響力を持っています。特に機関投資家の場合、投資に対しての説明責任を負っているので、格付け情報を基に顧客を納得させることに使用することが多いようです。
  • 記号やアルファベットによる投資情報
    投資家の見易さを重視するため、簡易な記号やアルファベットで信用情報が掲載されています。評価についての詳細な理由についてのレポートは有償である場合が多いようです。

関連情報

用語

  • www.yomiuri.co.jp/atmoney/s_guide/sg040908.htm
    YOL の記事「<第31回>格付け」。
  • www.yomiuri.co.jp/atmoney/f_lesson/at_fl_05080501.htm
    YOL の記事「<第7回>投信評価の利用法 」。

特集記事

OECD 加盟国の格付状況 (05.12.16現在)*1

OECD 加盟国Moody's社S&P社
オーストラリアAaaAAA
オーストリアAaaAAA
カナダAaaAAA
デンマークAaaAAA
フィンランドAaaAAA
フランスAaaAAA
ドイツAaaAAA
アイルランドAaaAAA
ルクセンブルグAaaAAA
オランダAaaAAA
ニュージーランドAaaAAA
ノルウェーAaaAAA
スペインAaaAAA
スウェーデンAaaAAA
スイスAaaAAA
イギリスAaaAAA
アメリカAaaAAA
アイスランドAaaAA+
ベルギーAa1AA+
イタリアAa2AA-
ポルトガルAa2AA-
チェコA1A
ギリシャA1A
ハンガリーA1A-
日本A2AA-
ポーランドA2A-
スロバキアA2A-
韓国A3A+
メキシコBaa1A
トルコBa3BB

News

  • 財政政策を怠れば、日本格付け大幅低下も=S&P (ロイター, 06.06.07)
    S&P が日本のソブリン債の格付けを下げる意向があることを示唆しています。現状、AA- と他の先進国と比べ魅力の無いソブリン債となっているのに BB まで格付けが落ちることになるとは、、、

*1 グローバル・ソブリン・オープン目論見書2006.2より引用

Last-modified: 2006.07.16 (日) 22:01:31 (6493d)