変額年金 †
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変額年金は、保険と年金用の資産運用の両方を兼ね備えた保険商品です。
特徴としては以下の通り。
- 年金用の資産運用としての機能
変額年金は、契約者の判断により資産を運用します。資産運用には投資信託(特別勘定)を活用します。資産運用の状況によって支払われる年金に差が出ます。多くの変額年金は元本を保証しておらず、運用の状況によっては元本を下回る場合があります*1。
- スイッチング機能
運用中の投資信託を切り替える仕組み(スイッチング)が手数料無く行うことが出来ます。変額年金の唯一の利点かも。
- 保険としての機能
変額年金は、数多くの保険としての機能を兼ね備えています。死亡給付金は相続税対策としても活用できそうです。
- 税金面での有用性
'06/10 現在、年金は所得税扱いとして給付されます。収入が少ない状況での所得税は優位である場合が多いようです。資産運用中は課税されること無く、資金の全てを運用に回せるのも利点です。
- 生命保険料控除と個人年金保険料控除
変額年金の場合、契約した年に「生命保険料控除」が受けられる可能性があります。契約時に確認した方が良いでしょう。生命保険料控除とは別に「個人年金保険料控除」という似た控除がありますが、これは変額年金の対象ではありません。
- 確定拠出年金(401k) との違い
確定拠出年金は、公的年金という扱いですので税金的に変額年金よりかなり有利です。また、運用コストも変額年金と比べ割安であることが殆どです。
保険会社によって様々な変額年金がありますが、多くの場合、コスト高であることに気を付ける必要があります。運用中の年間コスト(大体 3% 程度)は通常の投資信託より高く設定されていることが殆どです。
関連情報 †
用語 †
特集記事 †
- www.yomiuri.co.jp/atmoney/f_lesson/at_fl_06020301.htm
YOL の記事「<第20回>変額年金と投資信託の違い」。
News †
- www.asahi.com/business/update/0228/048.html (asahi.com, 07.02.28)
asahi.com の記事「変額年金、「終身」だと、説明された額より2割減の恐れ」。
変額年金で「終身年金」を選択した場合、死亡率の変化により当初より「加入時に契約者に例示した額より10〜20%減る」になるとのこと。記事では「大半の生保では募集の資料に「年金額は、受け取り開始時点に当社が定める率により計算されます」などと記すだけで、死亡率が改定された場合の具体的な影響は説明していないケースがほとんどだった。」と指摘しています。