Pentium D †
Pentium D は、Pentium 4 に Multicore 技術を組み込んだ CPU のブランド名です。
特徴としては以下の通り。
- Multicore 技術のサポート
Pentium D/Pentium XE (Smithfield) は Intel が Dualcore 技術を初めてサポートした CPU です。
Smithfield ベースの Pentium D は、Pentium 4 のコアを 2 つ張り合わせた単純な構成で、Multicore 特有の性能 (Memory 制御) を生かすための設計が足りないと言われています*1。後の Intel 技術者の談話によると Pentium D は、当時、Multicore 技術で先行していた AMD 社の CPU に追いつくために「結果として技術的に間に合わせの仕事となった」と話しています。
Presler も Cedar mill コアを 2 つ張り合わせた形ですので、Smithfield と状況はあまり変わりません。
- Pentium Processor Extreme Edition (Pentium XE) との差別化
Pentium D ベースの CPU として、Pentium XE も同時に出荷しています。Pentium XE は Pentium D では無効にしている Hyper-Threading Technology を有効にし、動作周波数を上げることで Pentium D と差別化を図っています。
価格も相当高めに設定されています X-(。
関連情報 †
用語 †
Pentium D/Pentium XE 年表 †
レビュー記事 †
プロセッサ・ナンバー (Pentium D) †
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