四方山話:Google の暗黒面

Google八分

Gookie

Google AdWords のサポート体制

Google AdWords で広告を出していた所、悪意のあるクリックによる被害にあったようで Google から巨額な広告請求額を要求されたらしい。問題なのはその後の顧客サポートで、以下の指摘をされています。

  • 「悪意のあるクリック」による被害から顧客を守れていない
    Google 側の対応を見る限り「悪意のあるクリック」かどうか判断が殆ど出来ていない状態のようです。後々、調整金という形で返金するシステムがあるようですがそれに対しても不透明なままで不信感を募らせています。
    こんな状態で広告を出し続けるのは危険であると判断されても致し方ないでしょう。
  • 満足の行く顧客サポートが受けられていない
    上記の blog によると調整金に対してかなり苦労をしています。金銭が絡む話なのにこの低落なのは法人として失格ではないでしょうか。
  • サポート連絡先が E-Mail と FAX のみで電話が使えない
    電話による連絡が出来ないことに強い不信感を抱いているようです。今回のように広告費が異常に釣り上がれば顧客側からすれば一刻も早く連絡を取りたいと思うでしょう。2、3千円程度の被害であるならば致し方ない気はしますが、今回はそれなりの金額(月平均20万程度だそうです)は支払っているのだがら、それ相当のサポートをすべきでしょう。

下記の「AdSense狩り」と同じく、Google の法人としての顧客サポートは低いと言わざるを得ません。まるで一時期の Y!BB を思わせます。Google の様々なサービスは確かに良いものばかりですが、金銭の絡むような信用を必要とするサービスは受けたくないな、というのが私の感想です。

これが「名無しさんビジネス」なのかもしれませんね。

CNET の取材拒否事件 ('05/08-10)

Google は、Google の CTO であるエリック・E・シュミットさんの個人情報を公開したとして、'05/08 から一年間、News.com(CNET)の取材に対し何も答えない意思を表明しました。

原因は Google によって如何に個人情報を取得しやすい状況にあるかを実証するがため、Google 検索よりシュミットさんの個人情報*1と思われる情報を記事にしたことだと言われています。記事ではこれらの公開されている個人情報を取得するのに 30 分もかからなかったとしています。

'05/10 には News.com のボイコット禁止を解除しています。

AdSense 狩り

AdSense 狩りは、AdSense を適用しているサイトに対し、無差別にオンライン広告をクリックする悪戯のことです。

この悪戯によってサイト運営者は何ら落ち度も無いにも係わらず Google から AdSense サービスを一方的に撤回されてしまい、広告料が受け取れなくなってしまう被害を受けてしまうらしいです。2、300円程度のお小遣い程度の被害ならまだ許せそうですが GoogleAdsense狩り の話のように月49万売り上げたサイトにとっては死活問題かもしれません。

例外的な話ではなくGoogle:AdSense 狩りの検索結果からも結構頻繁に発生しているように見受けられます。

また Google の対応もかなり一方的で何ら調査も無く、基本的にはメール一本でアカウント抹消されるらしく、コンシューマー商売にしては如何なものかという状況になっているようです。

関連記事

  • Google AdSenseの約款に違反ありと韓国公取委、Googleは修正に応じる姿勢 (MYCOMジャーナル, 07.03.02)
    韓国公取委は、Google に対し 消費者保護の観点より AdSense の約款は違反している、との指摘を行ったとのこと。韓国 の AdSense 狩りの被害者が公取委に泣きついたのが発端らしい。Google は約款の修正に応じるらしい。
    まぁ、あれだけユーザー側に不利な契約事項はそうそう無いしね。もしかして少しはマシな契約になるのかな。

*1 Google、米CNET News.comに1年間の取材拒否 (ITmedia)によると「自宅住所」「同氏の15億ドル相当の純資産へのリンク」「同氏がBurning Manアートフェスティバルに参加したこと」「アマチュアパイロットであること」等

Last-modified: 2007.03.03 (土) 07:32:56 (5933d)