USB: SL811HS

SL811HS/SL811HST は、Cypress 社*1が開発した USB Host/Cliant チップです。

SL811HS の特徴としては以下の通り。

  • USB Host として動作可能
    USB Host として動作させることにより、組み込み機器から USB 機器を直接制御が出来ます。従来なら複雑な制御を OS が行わなければならないのですが、SL811HS の場合、チップが制御を肩代わりしてくれるので、ピンポイント的な使用が可能です。USB On-The-Go の規格を制定するキッカケにもなったチップです。
  • 入手可能
    組み込み機器をターゲットにしている関係上、USB Host チップの入手は難しいのですが、SL811HS の場合、複数の入手方法があります。

関連情報

Hack!

入手先

REX-CFU2

REX-CFU1

REX-CFU1 は、Windows CE 用の USB Host 用 PCMCIA カードです。チップに SL811HST を使用しています。Windows CE 専用だったのですが、ユーザーより Linux で動作させる module も開発されています。


*1 開発元の ScanLogic 社を Cypress 社が買収

Last-modified: 2007.04.01 (日) 20:54:20 (6397d)