トレンドマイクロのパターンファイル問題 †
05.04.23、トレンドマイクロ社製ウィルス対策ソフトウェアであるウィルスバスターのパターンファイルを更新すると CPU 使用率が 100% になってしまい、Windows XP SP2 がインストールされている PC での作業が困難になってしまう不具合が発生しました。
事件を纏めると以下の通り。
- 新規アルゴリズムに関する不具合
Ultra Protect という形式で圧縮されたファイルからウィルスを見つけ出すため、その形式の判定、伸張を行うためのアルゴリズムを新規に追加。そのアルゴリズムに問題があり、Windows XP SP2/Windows Server 2003/Windows Server 2003 SP1 で CPU 使用率が 100% になってしまう不具合が発生した。
- リリースチェックの手抜き
新しいアルゴリズムを組み込む過程において Windows XP SP2 の環境で動作確認を怠っていた。不具合が報告されるまでこの問題に気付くことが出来なかった。
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