投資信託の受託会社

受託会社は、資産の保管・管理を行う会社です。公募投資信託では、必ず独立した受託会社が必要とされています。

受託会社は、運用会社からの指示に従い資産の売買を行います。運用会社は、受託会社を通すことで資産の売買を行うことが出来ます。仮に運用会社が倒産したとしても資産は独立して受託会社が管理しているので、受益者の資産は守られます。この仕組みは投資家の資産を守ることを目的とし、法で定められています。

匿名組合等の私募投資信託の場合、受託会社を通す必要が無く、資産運用の透明性が失われることが問題になることがあります。私募投資信託は、法で資産が守られていない分、かなりリスクは高いものと認識した方が良いでしょう。投資信託の詐欺は、私募投資信託が殆どです。

信託報酬は、運用会社や販売会社と比べ非常に控えめで、大体 0.1-0.05% が相場のようです。

日本トラスティ信託

会社四季報などで主要株主の一つとしてよく見かける名前だと思います。

日本トラスティ・サービス信託銀行は、受託会社(主にりそな信託、住友信託、三井アセット信託)から資産運用を再委託し、運用業務を引き受けています。よってこの名前が出てきた場合「投資信託が買いあさっているんだなぁ」と思って間違いないでしょう。