*Creative Commons (クリエイティブ・コモンズ) [#title] Creative Commons (クリエイティブ・コモンズ、CC) は、作成物を共有することを目的とした著作権ライセンス(CREATIVE COMMONS PUBLIC LICENSE, CCPL)を啓蒙するプロジェクトです。 Creative Commons の特徴は以下の通り。 -''共有するための著作者自身の意思表示''~ 果てしない自らの権利を固持するのではなく、ある一定の制限の基に自らのコンテンツ(写真や音楽等の権利物全般)を共有したいと考えている著作者のためのライセンスとして考え出されました。自らのコンテンツを共有することで、他の著作者達の役に立ちたいという欲求に対し、法的な後押しをするために生まれたのが Creative Commons というプロジェクトです。 -''インターネット時代のライセンス''~ 現在の著作権法ではコンテンツを共有するためのハードルが多く、実質、コンテンツを共有することが困難な状況にあります。インターネットの特性である「共有のし易さ」「コピーのし易さ」に対して、相反した社会情勢となっています。~ Creative Commons ではネットワーク社会を意識したライセンスを提示しています。 -''選択出来るライセンス群''~ 「帰属(Attribution)」、「非営利(Noncommercial)」、「派生禁止(No Derivative Works)」、「同一条件許諾(Share Alike)」の 4 つの条件を組み合わせたライセンス(計11通り)を作成することが出来ます。制作者はこの中から自分の意志にあったライセンスを構築することが可能です。 --http://creativecommons.org/license/ -''分かりやすいライセンス表示「コモンズ証」''~ Creative Commons では、一般的には難しいとされている法的文章「法的条項(Legal Code」)の他に、要約文とライセンスの記号による「コモンズ証(Commons Deed)」が用意されています。~ 自らのライセンスを理解してもらうのに有用です。 // // 関連情報 // *関連情報 [#infor] -http://creativecommons.org/~ Creative Commons の本拠地。 -http://www.creativecommons.jp/~ 日本の Creative Commons 本拠地。日本の著作権法に準拠した Creative Commons の日本版を発行しています。法律の専門家が担当しているようですので、ライセンスでの問題点は少ないと思います。 -[[<free culture>日本語版:http://ittousai.org/mt/archives/2003_04/free_culture.html]] ([[log.ittousai.org:http://ittousai.org/mt/]])~ [[レッシグ教授の講演・日本語字幕版Flash:http://slashdot.jp/articles/03/04/09/0122222.shtml]] (Slashdot.jp)~ ローレンス・レッシグ教授の2002年オライリー・オープンソースコンベンション基調講演の模様が 30分ほどの Flash に纏められています。日本語訳のお陰で非常に分かりやすく聞けました。是非、聞いてみてください。 **特集記事 [#special] -[[自由に使える写真が簡単にゲットできる!クリエイティブ・コモンズの魅力って:http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20060412/116272/]] (デジタルARENA, 06.04.12)~ デジタルARENAの特集。CC による写真共有を例に挙げています。具体的でイイね。 -[[creative commons 日本語情報:http://www2.117.ne.jp/~mat/cc/menujp.html]] ([[Matのホームページ:http://www2.117.ne.jp/~mat/index.htm]])~ 日本 での Creative Commons 関連情報が集まっています。お勧め。 -[[クリエイティブ・コモンズ関連文書の日本語訳:http://www.hyuki.com/trans/cc-index.html]] (http://www.hyuki.com/ )~ [[コミック版:クリエイティブ・コモンズのライセンス解説:http://www.hyuki.com/trans/cc-how.html]] (http://www.hyuki.com/ )~ Creative Commons 関連の日本語訳がありました。特にコミック版の解説は分かりやすくお勧めです。 -[[日本の「クリエイティブ・コモンズ」の可能性:http://hotwired.goo.ne.jp/matrix/0311/]] (Wired News)~ HotWired の特集。 -http://search.yahoo.com/cc~ Yahoo! の CC 専用検索 page。ここもちゃんと引っかかります。 -http://www.google.com/advanced_search~ [[What's the "Usage Rights" advanced search feature?:http://www.google.com/support/bin/answer.py?answer=29508]] (Google)~ Google の CC 検索オプション。日本語版だと出てこない模様。 -http://www.yergler.net/projects/mozcc/~ Firefox の拡張機能。CC を採用している web page が見つかりやすくなります。どうやら page に埋め込んでいるメタデータを解釈しているようです。 **用語 [#words] -[[wikipedia:クリエイティブ・コモンズ]] -[[wikipeida:ローレンス・レッシグ]] -[[はてなダイアリー:クリエイティブ・コモンズ]] **Lawrence Lessig (ローレンス・レッシグ)教授 [#lessig] -http://lessig.org/~ 本拠地。 -http://blog.cnetnetworks.jp/lessig/~ Lawrence Lessig (ローレンス・レッシグ)教授の Blog の日本語訳。 -[[L・レッシグ氏:「フリーカルチャーのための戦いは、フリーソフトのための戦いよりも厳しい」:http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20202807,00.htm]] (CNET Japan, 06.08.16) -[[レッシグ氏曰く「同人誌に学べ」:http://slashdot.jp/articles/03/01/11/0551216.shtml]] (Slashdot.jp, 03.01.11)~ [[ローレンス・レッシグ氏インタビュー:http://www.bk1.co.jp/s/lessig_interview/]] (http://www.bk1.co.jp/ ) -[[レッシグ教授、米著作権法への挑戦を語る:http://web.archive.org/web/20031210204958/http://www.zdnet.co.jp/news/0306/09/ne00_lessig.html]] ([[from archive.org]], 03.06.09) -[[Lessig教授のweblog日本語訳がCNET Japanに:http://slashdot.jp/articles/03/06/06/0644215.shtml]] (Slashdot.jp, 03.06.06) -[[本家インタビュー:サイバー法学者レッシグ教授:http://slashdot.jp/articles/03/01/09/0735214.shtml]] (Slashdot.jp, 03.01.09) // // News // *News [#news] -[[クリエイティブ・コモンズ改訂に立ちはだかるGPLと同種の問題:http://opentechpress.jp/opensource/06/10/03/0031201.shtml]] (OTP, 06.10.03)~ Debian コミュニティとの共存は難しすぎて時間の無駄じゃないかな。それに BSD License さえ適用していれば何処でも通用しそうだしね。 -[[MSとCreative Commonsが提携:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/21/news043.html]] (ITmedia, 06.06.21)~ 一瞬、「提携」が「提訴」に見えたよ。あの会社ならやりかねん、と思いつつ見たら提携。ちぇ。 -[[「クリエイティブ・コモンズは著作権帝国の中の自治都市」〜CCJPシンポジウム:http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2006/03/27/11392.html]] (INTERNET Watch, 06.03.27)~ [[インターネットは知的財産権の敵ではない、レッシグ教授:http://www.atmarkit.co.jp/news/200603/28/lessig.html]] (@IT)~ [[ITmedia News:ネット著作権が「危険な方向に走っている」──レッシグ教授:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/27/news075.html]] (ITmedia)~ レッシグ教授のコメント「著作権という同じ問題に直面していながら、日本はこうした問題を解決していこうという動きが感じられるのに対して、米国は依然として考え方の違いから戦う姿勢が消えていない」は印象的。~ アジアンは「無償」には興味があっても「自由」には興味が無いんですよ。無償であるためにはどんな努力も厭わないが自由であるための努力は無関心。今までは「無償=自由」だったことが多かったから結果的に自由を追求している建前が存在していただけです。自由と無償を天秤に掛けた時、アジアンなら間違いなく無償を選択します。挙句の果てに更なる無償を求めて「建前上の自由」を要求するという悪循環。~ DRM はいい試金石になるんじゃないかと考えているんだけど、どうだろうか。 -[[3月27日にLawrence Lessigが一橋大学で講演:http://slashdot.jp/article.pl?sid=06/03/24/0033253]] (Slashdot.jp, 06.03.24) -[[クリエイティブ・コモンズのライセンスを裁判所が支持:http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20099135,00.htm]] (CNET Japan, 06.03.23)~ オランダにて CC ライセンスが法的に有効であるとの見解が裁判所から出されたらしい。 -[[フォト蔵、“クリエイティブコモンズ”で写真を公開可能に:http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/11/25/9987.html]] (INTERNET Watch, 05.11.25) -[[米Google、米Yahoo!に続きクリエイティブコモンズライセンスの検索機能:http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/11/07/9735.html]] (INTERNET Watch, 05.11.07)~ SyncHack もちゃんと検索に引っかかります。ヤホー。 -[[オープンソースの波はビールにも:http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20050721103.html]] (Wired News, 05.07.21)~ [[オープンソースのビール:http://slashdot.jp/articles/05/07/22/020255.shtml]] (Slashdot.jp) -[[クリエイティブ・コモンズ、米ヤフーサイトに専用検索ページ:http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20081599,00.htm]] (CNET Japan, 05.03.25)~ [[米Yahoo!、“クリエイティブコモンズ”コンテンツ検索のベータ版を発表:http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/03/25/6984.html]] (INTERNET Watch)~ [[Yahoo!:http://blog.japan.cnet.com/lessig/archives/002036.html]] (Lessig Blog (JP))~ http://search.yahoo.com/cc~ ウチも一応、検索に引っかかりました。特に日本語に対応出来ていないというわけではなさそう。素晴らしい。~ かなり気を良くしたので [[今週の作りかけ:http://mcn.oops.jp/weekly/index.htm]] 下の page を新たに CC ライセンスを適用しました。影響があれば今後も増やしていきたいな。 -[[パブリック・ドメイン派の提訴、却下される:http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041203202.html]] (Wired News, 04.12.02) -[[クリエイティブ・コモンズ、活動領域を特許や科学分野にまで拡大:http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20075743,00.htm]] (CNET Japan, 04.11.12) -[[クリエイティヴ・コモンズがドイツでもスタート:http://slashdot.jp/articles/04/06/13/1351205.shtml]] (Slashdot.jp, 04.06.13) -[[英「BBC Creative Archive」、個人の自由な編集を認めるデジタルクリップも:http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/05/28/009.html]] (MYCOM PC WEB, 04.05.28)~ [[BBCが映像アーカイブをCCライクなライセンスで公開予定:http://slashdot.jp/articles/04/05/27/2115254.shtml]] (Slashdot.jp) -www.asahi.com/tech/lessig/01.html (04.05.12)~ www.asahi.com/tech/lessig/02.html~ Winny 作者逮捕に関する Lessig 教授へのインタビュー。asashi.com の記事「「出来損ない」の著作権保護が創造性をダメにする 「FREE CULTURE」を出版したローレンス・レッシグ教授に聞く」。 -[[クリエイティブコモンズ日本版リリース:http://slashdot.jp/articles/04/03/03/145230.shtml]] (Slashdot.jp, 04.03.03)~ [[日本法準拠クリエイティブ・コモンズ・ライセンスをリリース:http://creativecommons.jp/news/0403031.html]] (http://creativecommons.jp/ ) -[[Creative Commons Includes GPL And LGPL Metadata:http://developers.slashdot.org/developers/04/02/08/180230.shtml]] (Slashdot.org, 04.02.08) -[[真紀奈17歳のレッシグ教授インタビューがオンラインでも公開:http://slashdot.jp/articles/04/01/10/1125209.shtml]] (Slashdot.jp, 04.01.10) -[[「ファイル共有」を使って事業を展開する新興レコード会社:http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20031010103.html]] (Wired News, 03.10.08)~ [[『オープン・ミュージック』:http://slashdot.jp/articles/03/10/11/0849240.shtml]] (Slashdot.jp) -[[クリエイティヴ・コモンズに関する悲観的な見解:http://japan.linux.com/opensource/03/09/29/0955208.shtml]] (japan.linux,com, 03.09.29)~ 私は圧倒的なクリエーター不足が原因のような気もします。記事中の「創造は過去の模倣から始まる」と言うのは同感。絵画に模写という文化があるように、自分の気に入ったモノを真似ることによりやがで独自性が生まれるものだと思う。その点、MIDI データの料金徴収はクリエーターの種を潰す行為ではないかと、批難したい所だけどこれは別の話かな。~ 私も模倣されるような魅力あるコンテンツを作りたいのですが力不足かそれもナカナカ ;-(。 -[[自由に使える著作物を公開するための新著作権ライセンス「Creative Commons」:http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1217/ccommons.htm]] (INTERNET Watch, 02.12.17)~ [[自由なコンテンツのためにCreative Commons:http://slashdot.jp/articles/02/12/18/0236223.shtml]] (Slashdot.jp)~ License の多様化はいっそうユーザーを苦しめることにはならないだろうか。法的解釈が難しいと言われるこの業界、さらに多様化へ? *関連書籍 [#p8305c42] **[[Free Culture:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798106801/mcnhomepsdk02-22]] [#q2e65a4e] #amazon(4798106801,left) -http://free-culture.org/freecontent/~ 本拠地。原文を Download することも出来ます。 -http://www.seshop.com/detail.asp?pid=5214~ 日本語訳の本拠地。 -[[レッシグ教授の新刊Free Culture発売、全文をCCライセンスでも公開:http://slashdot.jp/books/04/03/25/2040256.shtml]] (Slashdot.jp, 04.03.25) #amazon(,clear) **[[コモンズ:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798102040/mcnhomepsdk02-22]] [#x32ab58c] #amazon(4798102040,left) -[[レッシグの新著「コモンズ」:http://slashdot.jp/books/02/12/05/1543249.shtml]] (Slashdot.jp, 02.12.05) -[[レッシグ教授の『コモンズ』を読む──日本社会に投げかける問題:http://hotwired.goo.ne.jp/bitliteracy/guest/030121/01.html]] (http://hotwired.goo.ne.jp/ ) -[[勝手につける『コモンズ』への解説 あるいは 露骨な我田引水:http://orion.mt.tama.hosei.ac.jp/hideaki/commons.htm]] ([[白田の情報法研究報告:http://orion.mt.tama.hosei.ac.jp/hideaki/]]) #amazon(,clear) **[[CODE:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4881359932/mcnhomepsdk02-22]] [#y6b1eacd] #amazon(4881359932,left) #amazon(,clear) **[[クリエイティブ・コモンズ・デジタル時代の知的財産権:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475710152X/mcnhomepsdk02-22]] [#ec4f4da7] #amazon(475710152X,left) -[[クリエイティブ・コモンズ:http://www.nttpub.co.jp/vbook/list/detail/0152.html]] ([[NTT出版:http://www.nttpub.co.jp/index.php]]) #amazon(,clear) // EOF