セクター:太陽電池/太陽光発電

太陽電池/太陽光発電は、光から電気に変換する装置です。電池とありますが、電気を貯めることは出来ません。

特徴としては以下の通り。

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用語

セクター

製品

多結晶・単結晶シリコン型

現在の主力で全体の 8 割を占める。長年に渡って技術的に確立しており最もエネルギー効率の良い太陽電池。長年、太陽電池用シリコンが不足しており、原料不足によって需要を賄いきれない状況が今でも続いている。

会社名株価wikipediaコメント
シャープY!株:6753wikipedia:シャープ太陽電池の生産量、世界1位。
京セラY!株:6971wikipedia:京セラ太陽電池の生産量、世界3位。
三菱電機Y!株:6503wikipedia:三菱電機太陽電池の生産量、世界5位。

アモルファス型

準主力候補。原料となるシリコンはかなり少なく、薄型で柔軟性に富んでいる。製造段階で多くの電力を消費すること、多結晶と比べると変換効率が良くない事が今後の課題となっている。

会社名株価wikipediaコメント
三洋電機Y!株:6764wikipedia:三洋電機太陽電池の生産量、世界4位。HIT太陽電池。
カネカY!株:4118wikipedia:カネカ太陽電池事業を展開中。アモルファスシリコンと多結晶シリコンの2層式。
三菱重工業Y!株:7011wikipedia:三菱重工業太陽電池事業を展開中。アモルファス。
富士電機ホールディングスY!株:6504wikipedia:富士電機ホールディングスアモルファス太陽電池。

化合物型

次世代太陽電池候補。シリコンを使わない製造方法で、製造コストが安価。発電効率の向上は今後の課題。製品としては、まだ出回っていないので評価はこれから。半導体と係わりの低い業種からの参入が目立つのが特徴。

会社名株価wikipediaコメント
ホンダY!株:7267wikipedia:本田技研工業太陽電池事業を展開中。
昭和シェル石油Y!株:5002wikipedia:昭和シェル石油太陽電池事業を展開中。CIGS化合物。

製造

会社名株価wikipediaコメント
ノリタケY!株:5331wikipedia:ノリタケ'07年末までに太陽電池用シリコンの再生溶融炉を本格生産予定。
石井表記Y!株:6336wikipedia:石井表記太陽電池向けのウェハーを製造。増産中。
フェローテックY!株:6890wikipedia:フェローテック太陽電池向けのシリコン製造装置の部品を製造。
エス・イー・エスY!株:6290wikipedia:エス・イー・エス太陽電池向け半導体洗浄装置を製造。
第一工業製薬Y!株:4461wikipedia:第一工業製薬色素増感太陽電池に関する特許を保有。
旭ダイヤモンド工業Y!株:6140wikipedia:旭ダイヤモンド工業シリコン加工用工具を製造。
アドテック プラズマ テクノロジーY!株:6668wikipedia:アドテック プラズマ テクノロジー太陽電池製造用機器。
東京製綱Y!株:5981wikipedia:東京製綱太陽電池を切断するソーワイヤ(鋼線)と切断するワイヤソー(機械)を製造。
エヌ・ピー・シーY!株:6255wikipedia:エヌ・ピー・シー太陽電池製造装置。'07/06 に上場。

販売

会社名株価wikipediaコメント
伊藤忠商事Y!株:8001wikipedia:伊藤忠商事太陽電池部品の調達・営業。07.06.13付けで米BP社より太陽光発電事業会社のBPソーラーを譲り受け、家庭向け太陽光発電システムの卸販売事業に参入。

素材(単結晶・多結晶シリコン、等方性黒鉛)

会社名株価wikipediaコメント
トクヤマY!株:4043wikipedia:トクヤマ多結晶シリコン生産量で国内1位、世界2位。プラント増設を予定。年間生産量3000トン*2増産を計画し、合計8200トンとなる予定。'07/06着工、'08春完成。
住友チタ二ウムY!株:5726wikipedia:住友チタ二ウム'07/07を目処に太陽電池用の多結晶シリコンを年間生産量を900t→1300tに増産。SUMCOへ供給。
三菱マテリアルY!株:5711wikipedia:三菱マテリアル米国で太陽電池向けのシリコンを製造。
東洋炭素Y!株:5310wikipedia:東洋炭素シリコン製造に必要な等方性黒鉛を製造。世界シェア30%。'09秋には年15000トン体制を目指す(07.06.07)。
東海カーボンY!株:5301wikipedia:東海カーボン等方性黒鉛を製造。'08Q4には年14000トン体制を目指す(07.03.29)。

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*1 記事の引用「近藤所長は「一九九一年当時、太陽電池のEPTは約十年であるという複数の専門家の試算があったことは事実」であると認める。九一年の試算は愛媛県西条市に設置した実験システムが使われた。発電規模が一メガ(メガは百万)ワットという大規模プラントを地上に設置したため、太陽電池パネルを支える架台などの建設エネルギーが上積みされていた。」
*2 半導体用2500トン、太陽電池用500トン
*3 半導体向けの10万分の1の純度
*4 http://www.oitda.or.jp/main/cofrep/H18/H18No01.pdf