株関連の関連書籍

私が読んだ(立ち読みを含む)株関連の書籍の感想を纏めています。読んだからって運用がマシになるかってのは別の話ですが、少なくとも経済関連のニュースには詳しくなりますね。

ジム・クレイマーの株式投資大作戦

読破しました。嫁、強ええ。

本書は、米国でヘッジファンド→ファンドマネージャー→投資情報会社代表という稀有な経歴を持つ、ジム・クレイマーという方が執筆した株式投資本です。読み終わった感想としては今まで何となく株で疑問に思っていたことが、かなり整理できました。お勧め

ざっと纏めると以下の通り。

関連情報

(06.08.12:記載)

有望株の選び方

株式投資のスタイルとして3つの手法を紹介しています。

中でも興味深かったのが景気循環株。

米国の偉大なる将軍様投資家達が避けるべき分野として今まで光が当たっていなかった投資方法です。景気のサイクルを見極める事が困難な事が原因の一つのようです。

でも今の私の投資スタイルに相性抜群なんです>景気循環株。理由は以下の通り。

バリュー株の「逆境バネ」の話や、成長株の「センチュリー21・ジャパン」の例など他の本には見られない内容があります。

最近読んだ中の株関連本の中ではかなりお気に入り。ジム・クレイマーの株式投資大作戦の次くらい。

(07.05.05:記載)

なぜか日本人が知らなかった新しい株の本

割安株を見分けるための指南本。

実質的な株価値を割り出し、現在の株価と照らし合わせて割安であるならば購入を検討し、購入後は適切な株価に戻るまでじっくりホールドすることをお勧めしています。

計算部分は読み飛ばしてしまいましたが、全体的に読みやすく私にとって役に立っていると思っています。

(06.09.02:記載)

臆病者のための株入門

インデックス型投資信託を推奨する方々が推奨していることが多い書籍。

どちらかと言うと株式投資指南本ではなく、株とはどういうもので、株で儲ける事の難しさを解説している入門書という位置付けのようです。結論としてはインデックス型投資信託を柱としたアセットアロケーションを推奨しているのですが、具体例が無く、この本だけで運用することは難しいように感じました。あくまで入門書なので具体的な運用は他の書籍を当たった方が良いかもしれません。

損をしない万人向けの運用方法を目指す方にお勧め。

最後のあとがきが興味深い。

最後にお断りしておくと、私自身はここで述べたような「合理的な投資法」を実践しているわけではない。
ひとには、正しくないことをする自由もあるからだ。

著者は、楽しみながら資産運用を行っているから上記のあとがきになったのでしょう。楽しみながら資産運用を継続的に行うには、ギャンブル的な投機もまた必要なのでしょう。

(06.08.31:記載)

トホホ貧乏株日記

読み物としては面白かったですが立ち読みで十分かも。

ライブドアショック前後に株を始めたらしく、その頃の株運用が赤裸々に書かれていました。株の売買経験があれば結構楽しめると思います。分量は少ないので立ち読みで十分事足りてしまうかも =)。

私もライブドアショック後、'06/04 辺りから株に手を出したのですが、とても他人事とは思えないですorz。流石に会社勤めでは 1 円サヤ抜きは出来ませんでしたが、優待目当てとかファンダメンタル無視とか過去の傷がズキズキ。

今思えば初めて買った株はソニー株で、初めて損切りしたのもソニー株だったなぁ、と。まだまだ塩漬け株が大量にあるけど頑張るよ、俺(何を?。

(07.01.03:記載)

とっておき中小型株投資のすすめ

もし「中小型株投資のすすめ」に興味があるのであれば、'06/06 に出版した「とっておき中小型株投資のすすめ」の方をお勧めしておきます。この文庫は「中小型株投資のすすめ」の内容を若干現在のデータに置き換えただけで内容は殆ど変わりませんでした。文庫本で¥700- ととてもリーズナブル。

MSCB についてはとてもお冠のようです。あれ位、株主の資産を狙い撃ちした悪徳なファイナンスも珍しいでしょう。

JPモルガン・アセット・マネジメントの太田 忠さんの著書。ブックオフで100円で購入。100円以上の価値はありました =)。'01/01 に出版された書籍なので記載されている銘柄については古い情報なのですが、基本的な銘柄選びについて何時の時代でも通用するような情報でしたので特に気になりませんでした。

自身のファンドマネージャとしての経験と中小株アナリストという経験より、中小株の選別方法について様々な角度で分析しています。数式などによる分析は無く、企業の分析方法についてページを割いていました。

「日本の中小株市場に割安株投資の文化はない」では米国の機関投資家の失敗例を挙げ、将来性の無い割安株に対する投資が上手くいかないことを解説しています。これは会社側にも問題があって IR 情報等を利用して常に投資家に対して「一歩先を目指している」サインを出し続ける必要性について記載しています。

(07.01.21:記載)

株式投資これだけはやってはいけない

株式投資を始める初期に読んだ本。この本にたどり着けてよかったと思ってます。

著者の東保さんは、元山口証券の株式トレーダ。株に取り組む姿勢や実際の株売買に伴う注意点やテクニカル分析の活用法について詳しいです。現場向きでファンダメンタル分析よりテクニカル分析を重視。

株式トレーダ時代の話も興味深いです。

(07.04.14:記載)

会社の値段

とても読みやすい本でした。より良い社会を構築するためには、会社への適切な価格設定が重要であること気が付かせてくれます。

これは私たち投資家の責務でしょう。

多くの日本人が実践している人任せな投資スタイルが、国や銀行に過剰な投資を行っていることに気付くべきでしょう。その結果がバブルとバブル崩壊です。国や銀行に任せっきりの投資から、自らの判断で社会に投資するべきではないでしょうか。

同時に日本の資金が日本の産業に回っていないことに対して疑問に思っています。他国の借金を肩代わりする事が、他国の会社に資金を供給することがホントに老後の備えになるんでしょうか。

ドメスティック投資だと笑われそうですが、私の資金は国内の成長のために使って欲しいと思っています。日本を諦めるのは早すぎる。

(07.05.12:記載)

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