単元未満株 †
単元未満株(単元株に満たない株)サービスは、単元株未満の単位でも株売買が行える証券会社のサービスです。
特徴としては以下の通り。
- 単元株単位より安い単位で取引できる
例えば任天堂。07.05.11 現在の株価は 38400円。単元は 100 株単位なので、任天堂の株が欲しい場合、最低でも 390万円(38400*100)は必要になります。単元未満株では、1〜99株からでも購入できるので、任天堂なら 38400円+手数料で購入可能。
ただし、三菱UFJファイナンシャルグループのように単元株が 1 株で設定されている場合は、幾ら株価が高くても単元未満株として購入できません。残念です。
- 単元まで買い増せば単元株になる(場合が多い)
晴れて正式な株主にもなれます。ただし単元株になってしまうと、単元未満株として売買は行えなくなります。利点でもあり欠点でもあります。
証券会社によっては、単元株にならない場合もあるので注意が必要です。
- 翌日の売買は成り行きのみ
指値による取引は出来ません。証券会社が代表して単元株を購入する都合上、指値サービスは難しいでしょう。積極的な売買を行う場合には向いていませんが、長期で運用するのが目的なら指値に拘らなくても良いと思います。
- 上場している銘柄全てが対象ではない
証券会社によって銘柄数は異なりますが、東証1部に上場している銘柄ならほぼ購入できると思っています。JASDAC や東証2部などの店頭株は、取引量が少ない場合は対応していない場合が多いです。
- 手数料は高め
最近は単元未満株サービスの手数料も安くなってきました。
- 株主としての権利が制約される
配当金は貰えますが、株主としての議決権はありませんし、株主優待も受け取る事が出来ません*1。
取扱サービス †
- 株式ミニ投資(ミニ株) (マネックス証券)
- 手数料:500円
- キャンペーン期間(07.09.03〜08.01.31):99円
- 取扱単位:単元株数の1/10
- 名義:証券会社
- 単元未満株(S株) (イー・トレード証券)
- 手数料:0.63%、最低手数料なし (07.05.14より)
- 取扱単位:1 株から可能
- 名義:投資家本人
- まめ株 (ジョインベスト証券)
- 手数料:0.84%、最低手数料105円 (07.10.01より)
- 取扱単位:1 株から可能
- 名義:投資家本人
- プチ株 (カブドットコム証券)
- 手数料:0.945%、最低手数料105円 (07.04.02より)
- 取扱単位:1 株から可能
- 名義:投資家本人
- サービス:積み立てサービス有り
- 株式ミニ投資 (野村證券)
- 手数料:ほっと割プラン(ほっと割ミニ)契約ならお買付のみ手数料が無料
売却はオンライン料率で「0.9450%」。20万円に満たない低位株なら単元株にして「ほっと割20」を利用すれば売却手数料も無料。ほっとちゃんマンセー。
- 名義:証券会社
手数料は '07/05 現在を基準としています。手数料は各社、移り変わりが激しいので詳細は各自で確認してください。
1回の売買で 80000 円を越える場合(10株購入の場合、1株辺り8000円以上)、手数料はマネックス証券が有利。
1株単位で購入したい、もしくは一回の売買が 80000 円以下ならイー・トレード証券が有利。
プチ株を積み立てたい場合、カブドットコム証券の手数料が有利な場合がある。