*日本の成長株に対して投資を行うアクティブ型投資信託リスト [#title]

----
>> '' '10/05現在、既に更新を止めています''。今となっては古い情報になっています。現在も更新を続けている他のサイトを活用することをお勧めします。 [[投資信託/活用リスト]]
----
私が目に付いた投資信託をリストアップしています。各銘柄をお勧めしているわけではない所に注意してください。

#contents

この分野のアクティブ型投資信託の特徴は、成長株に特化して運用している所です。成長株は、収入や利益の伸び率が平均より高く今後の成長が期待されている株のことを指します。一般的に PER が平均より高く、来期予想 PER が割安になっていることが多いようです。成長株での運用の場合、上昇期に強く下降期に弱い場合が多いようです。

-[[成長株:http://www.nomura.co.jp/terms/search/s-kabu.html]] (野村證券)
-[[FAQ131 「グロース型ファンド」ってどんなファンド?:http://www.toushin.com/guide/faq/faq131.htm]] (投信資料館)


**[[DKA株式オープン:http://www.dka.co.jp/dkaWeb/fund/fundInfo.do?fundId=370000]] (第一勧業アセットマネジメント) [#dka]
**[[MHAM株式オープン:http://www.mizuho-am.co.jp/db/fund/fundInfo.do?fundId=370000]] (みずほ投信投資顧問) [#dka]

運用を開始したのは '70/09 と息の長いアクティブ型投資信託です。

MHAM株式オープン(旧:DKA株式オープン)は、運用を開始したのは '70/09 と息の長いアクティブ型投資信託です。

特徴としては以下の通り。

-''信託報酬が 0.73〜0.77% と格安''~
アクティブ型投資信託の中では格安の部類に入ります。昔から運用している投資信託は信託報酬が安いものが多いようです。最近になって信託報酬が高い投資信託が人気になったとぼやく人もいるほど。
-''株の売買を積極的に行う運用方針''~
05.09.16 現在の運用報告書によると売買高比率は「1.60」。結構高めです。目論見書に記載されていたファンドの特色にも「株式の売買益を積極的に追求します」と記載がありますのでそれが反映した売買高比率となっているようです。~
一般的に株売買を積極的に行う運用方針の場合、ボラティリティ(価格変動率)が高いと言われています。DKA株式オープンはその代表格かもしれません。
06.09.16 現在の運用報告書によると売買高比率は「1.69」。少々高めです。目論見書に記載されていたファンドの特色にも「株式の売買益を積極的に追求します」と記載がありますのでそれが反映した売買高比率となっているようです。
-''優良成長株+外国株という運用方針''~
日本株以外にも 30% 未満の範囲で外国株に手を出す運用方針のようです。'06.05.31 現在のマンスリーレポートを見る限り、外国株は全体の 3.4% 程度。
日本株以外にも 30% 未満の範囲で外国株に手を出す運用方針のようです。'07.07.06 現在のレポートを見る限り、外国株は組入られていません。
-''モーニングスターで高い評価''~
モーニングスターで行っている優良ファンド対して表彰する「ファンド オブ ザ イヤー」に 2 回選ばれています。
--[[Morningstar Award "Fund of the Year 2005" 授賞ファンド発表:http://www.morningstar.co.jp/home/event/foy2005/foy2005.htm]] (モーニングスター)
--http://www.dka.co.jp/dkaStatic/html/dkaInfo/060126_Fundoftheyear.html

2006年後半から組み入れる銘柄が非常に大人しくなっています。もしかして担当が替わったのかもしれません。それより前は、中小株中心に活発的に売買していて、レポートを見ている側からするとハラハラしたものですが、'07/07 現在、上位銘柄はほぼ大型株に置き換わっており銘柄変更は殆ど無いように見えます。

DKA株式オープンの銘柄は上位 10 位すら移り変わりが激しいです。選ばれた理由や毎週公開される週次レポートは興味深いです。この運用方針がゆえに長期運用では避けられがちなのですが、アクティブ型らしいファンドとも言えるかも。
ヲチしがいの無い投資信託になってしまいましたが、TOPIX を少しだけ上回る安定した運用になったように感じています。




|投資信託|[[DKA株式オープン:http://www.dka.co.jp/dkaWeb/fund/fundInfo.do?fundId=370000]] (第一勧業アセットマネジメント)|
|投資信託|[[MHAM株式オープン:http://www.mizuho-am.co.jp/db/fund/fundInfo.do?fundId=370000]] (みずほ投信投資顧問)|
|[[運用>投資信託/運用]]|成長株の積極的な売買を方針とした日本株のアクティブ型投資信託|
|[[信託期間>投資信託/信託期間]]|無期限|
|[[決算日>投資信託/分配金]]|9/16 (若干、配当金有り)|
|[[手数料>投資信託/コスト/手数料]]|2.1%(E*TRADE、マネックス証券ではノーロード)|
|[[信託報酬>投資信託/コスト/信託報酬]]|0.79275% (0.45/0.20/0.10+0.02)|
|[[信託財産留保額>投資信託/コスト/信託財産留保額]]|なし|
|[[評価>投資信託/情報収集]]|[[モーニングスター:08311769]]、[[DIR:08311769]]、[[TOPIXとの比較:08311769]]|
|見所|信託報酬が少ないアクティブ型投資信託。目まぐるしいポートフォリオがどきどきさせてくれること請け合い。 |
|見所|信託報酬が少ないアクティブ型投資信託。目まぐるしいポートフォリオだったんだけど今の所、沈静化。|

***組み込み比率 (06.06.02現在) [#dka-ratio]
上位 10 銘柄でさえ固定していませんので参考になるかは怪しい所かも。激しすぎてマネした運用は出来ないなぁ =)。
***組み込み比率 (07.07.06現在) [#dka-ratio]
銘柄数は「80」銘柄。TOPIX 組入れ上位銘柄で占めています。動きも少ない。日平トヤマのないMHAM株式オープンなんて、、、

|順位|銘柄|業種|比率|h
|1|三井住友フィナンシャルグループ|銀行|4.7%|
|2|三菱UFJフィナンシャル・グループ|銀行|4.2%|
|3|ブイ・テクノロジー|精密機器|3.0%|
|4|日平トヤマ|機械|2.5%|
|5|みずほフィナンシャルグループ|銀行|2.3%|
|6|住友金属工業|鉄鋼|2.2%|
|7|伊藤忠商事|卸売業|1.8%|
|8|カルチュア・コンビニエンス・クラブ|サービス|1.8%|
|9|廣済堂|その他製品|1.7%|
|10|丸紅|卸売業|1.7%|

|順位|銘柄|業種|Y!株|比率|h
|1|トヨタ自動車|輸送用機器|[[Y!株:7203]]|5.4%|
|2|三井物産|卸売業|[[Y!株:8031]]|3.6%|
|3|三菱UFJ FG|銀行業|[[Y!株:8306]]|3.4%|
|4|東日本旅客鉄道|陸運業|[[Y!株:9020]]|3.1%|
|5|ニコン|精密機器|[[Y!株:7731]]|2.8%|
|6|JFE|鉄鋼|[[Y!株:5411]]|2.7%|
|7|東芝|電気機器|[[Y!株:6502]]|2.7%|
|8|みずほ FG|銀行業|[[Y!株:8411]]|2.5%|
|9|三菱重工業|機械|[[Y!株:7011]]|2.5%|
|10|ダイキン工業|機械|[[Y!株:6367]]|2.4%|

***組み入れ業種比率 (06.06.02現在) [#dka-ratio2]
銀行業に対しての比率は変わらない模様。DKA株式オープンでの運用では、唯一ディフェンシブな株なのかも。それでも守りに入っている雰囲気がしない所がまたイイ。
***組み入れ業種比率 (07.07.06現在) [#dka-ratio2]

|順位|業種|比率|h
|1|銀行|13.3%|
|2|機械|8.8%|
|3|サービス|7.0%|
|4|電気機器|6.8%|
|5|情報・通信|6.1%|
|6|卸売業|5.9%|
|7|不動産|5.6%|
|8|輸送機器|5.0%|
|9|小売業|4.5%|
|10|鉄鋼|3.6%|
|1|電気機器|15.3%|
|2|卸売業|10.5%|
|3|輸送用機器|9.9%|
|4|銀行業|8.3%|
|5|機械|6.6%|


**[[フィデリティ・日本成長株・ファンド:http://www.fidelity.co.jp/fij/fund/jpg_1.html]] ([[フィデリティ投信:http://www.fidelity.co.jp/fij/index.html]]) [#fidelity-seityou]
成長株の代表格として取り上げてみました。なんたって販売会社の数が凄い。投資信託を扱っている販売会社なら品揃えとして必ずあるんじゃないかと思えるほど。

ここ1年の結果を見ると常にベンチマーク負けをしているのが気になります。


|投資信託|[[フィデリティ・日本成長株・ファンド:http://www.fidelity.co.jp/fij/fund/jpg_1.html]] ([[フィデリティ投信:http://www.fidelity.co.jp/fij/index.html]])|
|[[運用>投資信託/運用]]|日本の成長株に対して投資するアクティブ型投資信託|
|[[信託期間>投資信託/信託期間]]|無期限|
|[[決算日>投資信託/分配金]]|11/30 (配当金、実績無し)|
|[[手数料>投資信託/コスト/手数料]]|上限 3.15%|
|[[信託報酬>投資信託/コスト/信託報酬]]|1.7115% (0.735/0.7665/0.105)|
|[[信託財産留保額>投資信託/コスト/信託財産留保額]]|なし|
|[[評価>投資信託/情報収集]]|[[モーニングスター:32311984]]、[[DIR:32311984]]、[[TOPIXとの比較:32311984]]|
|見所|どこの販売会社でも販売している有名アクティブ型投資信託。|


***組み込み比率 (06.03.31現在) [#fidelity-seityou-ratio]
***組み込み比率 (07.03.30現在) [#fidelity-seityou-ratio]
銘柄数は「286」銘柄、売買高比率は「1.79」。成長株特有の銘柄数の絞込みや回転率の速さが見られない。運用する資金の多さから積極的に運用できないのかもしれない。

|順位|銘柄|業種|Y!株|比率|h
|1|トヨタ自動車|輸送用機器|[[Y!株:7203]]|6.0%|
|2|任天堂|その他製品|[[Y!株:7974]]|4.9%|
|3|NTTドコモ|情報・通信業|[[Y!株:9437]]|4.1%|
|4|三菱地所|不動産業|[[Y!株:8802]]|2.6%|
|5|キヤノン|電気機器|[[Y!株:7751]]|2.5%|
|6|住友金属工業|鉄鋼|[[Y!株:5405]]|2.2%|
|7|日本電産|電気機器|[[Y!株:6594]]|2.0%|
|8|みずほ FG|銀行業|[[Y!株:8411]]|2.0%|
|9|大和証券|証券、商品先物取引業|[[Y!株:8601]]|1.8%|
|10|三井物産|卸売業|[[Y!株:8031]]|1.8%|

|順位|銘柄|業種|比率|h
|1|日本電産|電気機器|3.7%|
|2|三井住友ファイナンシャルグループ|銀行業|3.4%|
|3|横河電機|電気機器|3.4%|
|4|みずほファイナンシャルグループ|銀行業|2.9%|
|5|任天堂|その他製品|2.7%|
|6|トヨタ自動車|輸送用機器|2.6%|
|7|古河電気工業|非鉄金属|2.4%|
|8|東日本旅客鉄道|陸運業|2.3%|
|9|三井物産|卸売業|2.2%|
|10|ミスミグループ 本社|卸売業|2.2%|

***組み入れ業種比率 (07.05.31現在) [#fidelity-seityou-ratio2]

***組み入れ業種比率 (06.03.31現在) [#fidelity-seityou-ratio2]
「その他金融業」が目立つ程度で成長株特有の業種という気はしませんでした。

|順位|業種|比率|h
|1|電気機器|12.9%|
|2|銀行業|9.0%|
|3|小売業|8.2%|
|4|情報・通信業|7.0%|
|5|その他金融業|6.4%|
|1|電気機器|13.9%|
|2|輸送用機器|8.3%|
|3|銀行業|8.1%|
|4|卸売業|6.2%|
|5|その他製品|6.2%|


**[[ノーロードファンド(維新):http://www.smam-jp.com/cgi-bin/fund/memo.cgi?FUND=79311009]] (三井住友アセットマネジメント) [#ishin]

成功報酬による運用を行っている投資信託です。

手数料はノーロード、信託報酬は 0.105%(受託会社への報酬なので省くわけには行かないのでしょう)と格安。販売会社と運用会社の取り分は成功報酬で賄っています。成功報酬は、ベンチマークに使用している TOPIX を上回った場合に支払われる報酬で「当該期間の基準価額のTOPIXに対する超過収益額の21%(税抜き20%)を成功報酬」(目論見書より)としています。

運用報告書(06.03.20決算日)によると 6 ヶ月間の「1万口(元本10,000円)当たりの費用の明細」は 114 円となっています。基準価額が大体 10,000 円程度なので、おおよそ年間で 2% 程度の信託報酬になりそうです。

約 9% 程度の TOPIX 先物取引があるのも気になる所です。先物に対する比率が多いような気も。ファンドの特色として「先物取引等を含めた株式の実質組入比率は、市況動向により、投資信託財産の純資産総額の0%〜100%の範囲内とし、機動的に変更します。」とあるので先物一辺倒になる可能性も否定できないのかな。

|投資信託|[[ノーロードファンド(維新):http://www.smam-jp.com/cgi-bin/fund/memo.cgi?FUND=79311009]] (三井住友アセットマネジメント)|
|[[運用>投資信託/運用]]|日本の成長株に対して投資するアクティブ型投資信託|
|[[ベンチマーク>投資信託/指数/ベンチマーク]]|なし|
|[[信託期間>投資信託/信託期間]]|無期限 (設定日:00.09.22)|
|[[決算日>投資信託/分配金]]|3/20,6/20,9/20,12/20 (配当金有り)|
|[[手数料>投資信託/コスト/手数料]]|なし(ノーロード)|
|[[信託報酬>投資信託/コスト/信託報酬]]|0.105%+成功報酬|
|[[信託財産留保額>投資信託/コスト/信託財産留保額]]|なし|
|[[評価>投資信託/情報収集]]|[[モーニングスター:79311009]]、[[DIR:79311009]]、[[TOPIXとの比較:79311009]]|
|見所|成功報酬による信託報酬を採用している投資信託。|

***組み込み比率 (06.05.31現在) [#ishin-ratio]
***組み込み比率 (07.06.29現在) [#ishin-ratio]

銘柄数は「74」銘柄。売買高比率は「0.92((06.03.20、運用報告書より))」。銘柄数の少なさも意外だけど、売買高比率の少なさも意外。となると先物で頑張っているのかな。
銘柄数は「73」銘柄、売買高比率は「0.51((07.03.20、運用報告書より))」。銘柄数の少なさも意外だけど、売買高比率の少なさも意外。となると先物で頑張っているのかな。

|順位|銘柄|業種|比率|h
|1|ワイエイシイ|機械|2.1%|
|2|プレステージ・インターナショナル|サービス業|2.0%|
|3|ローランド|電気機器|1.9%|
|4|日本電子材料|電気機器|1.7%|
|5|トーカロ|金属製品|1.7%|
|6|タムロン|精密機器|1.7%|
|7|サンクスジャパン|小売業|1.6%|
|8|トプコン|精密機器|1.5%|
|9|大同特殊鋼|鉄鋼|1.5%|
|10|武蔵精密工業|輸送用機器|1.5%|
|順位|銘柄|業種|Y!株|比率|h
|1|芝浦電子|電気機器|[[Y!株:6957]]|2.4%|
|2|ローランド ディー.ジー.|電気機器|[[Y!株:6789]]|1.9%|
|3|日本精機|輸送用機器|[[Y!株:7287]]|1.7%|
|4|エリアリンク|不動産業|[[Y!株:8914]]|1.6%|
|5|武蔵精密工業|輸送用機器|[[Y!株:7220]]|1.5%|
|6|関東電化工業|化学|[[Y!株:4047]]|1.5%|
|7|あきんどスシロー|小売業|[[Y!株:2781]]|1.4%|
|8|トップカルチャー|小売業|[[Y!株:7640]]|1.4%|
|9|ニッポ電機|電気機器|[[Y!株:6657]]|1.4%|
|10|キヤノン|電気機器|[[Y!株:7751]]|1.4%|

***組み入れ業種比率 (06.05.31現在) [#ishin-ratio2]
TOPIX とは似ても似つかない業種比率ですね。こんなにサービス業への比率が高い投資信託は見たこと無いぞ。スゲえ。

|順位|業種|比率|h
|1|サービス業|18.6%|
|2|電気機器|17.5%|
|3|小売業|9.8%|
|4|卸売業|7.8%|
|5|輸送用機器|5.9%|
|1|電気機器|17.1%|
|2|小売業|11.4%|
|3|化学|7.3%|
|4|サービス業|6.9%|
|5|機械|5.8%|

// EOF