ファミリー・ファンド方式

ファミリー・ファンド方式は、投資家が購入する「ベビーファンド」と運用会社が運用する「マザーファンド」を組合わせて運用する方式です。

複数のファンドを組み合わせて運用する「ファンド・オブ・ファンズ」と同様の運用と思われがちですがファミリー・ファンド方式の場合、信託報酬がマザーファンドには及ばず、ベビーファンドのみ必要となる所が異なります。「ファンド・オブ・ファンズ」は信託報酬の2重取りを行っており信託報酬が割高になる場合が多いですが、ファミリー・ファンド方式の場合は信託報酬は控えめになる場合が多いです。

関連情報

用語

具体例

例1:複数のベビーファンドと一つのマザーファンドの場合

グロソブがそれに当たります。

様々な運用方法(毎月決算型や1年決算型等)を一つのマザーファンドで運用しています。グロソブの場合、毎月決算型に人気が集中していますが全てが一つのマザーファンドに集中して投資を行っていることより、他の運用方法でも安定した資産を共用することが出来ます。

グロソブのマザーファンドは以下の通り。

グロソブのベビーファンドは以下の通り。

例2:一つのマザーファンドと一つのベビーファンドの場合

インデックス型投資信託ではこの形式が多いです。

インデックス型は、他のバランス型投資信託で運用される場合が多く、同じ運用会社の中で使いまわされていることがあります。

例3:複数のマザーファンドと複数のベビーファンドの場合

野村世界6資産分散投信がそれに当たります。

野村世界6資産分散投信のマザーファンドは以下の通り。

野村世界6資産分散投信のベビーファンドは以下の通り。これらはマザーファンドの配分で差が付いています。