ファミリー・ファンド方式 †
ファミリー・ファンド方式は、投資家が購入する「ベビーファンド」と運用会社が運用する「マザーファンド」を組合わせて運用する方式です。
複数のファンドを組み合わせて運用する「ファンド・オブ・ファンズ」と同様の運用と思われがちですがファミリー・ファンド方式の場合、信託報酬がマザーファンドには及ばず、ベビーファンドのみ必要となる所が異なります。「ファンド・オブ・ファンズ」は信託報酬の2重取りを行っており信託報酬が割高になる場合が多いですが、ファミリー・ファンド方式の場合は信託報酬は控えめになる場合が多いです。
関連情報 †
用語 †
具体例 †
例1:複数のベビーファンドと一つのマザーファンドの場合 †
グロソブがそれに当たります。
様々な運用方法(毎月決算型や1年決算型等)を一つのマザーファンドで運用しています。グロソブの場合、毎月決算型に人気が集中していますが全てが一つのマザーファンドに集中して投資を行っていることより、他の運用方法でも安定した資産を共用することが出来ます。
グロソブのマザーファンドは以下の通り。
グロソブのベビーファンドは以下の通り。
- グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)
- グローバル・ソブリン・オープン(3ヵ月決算型)
- グローバル・ソブリン・オープン(1年決算型)
- グローバル・ソブリン・オープン(DC年金)
- グローバル・ソブリン・オープンVA(適格機関投資家専用)
- グローバル・ソブリン・オープンVA2(適格機関投資家専用)
- グローバル・ソブリン・オープンVA3(適格機関投資家専用)
例2:一つのマザーファンドと一つのベビーファンドの場合 †
インデックス型投資信託ではこの形式が多いです。
インデックス型は、他のバランス型投資信託で運用される場合が多く、同じ運用会社の中で使いまわされていることがあります。
例3:複数のマザーファンドと複数のベビーファンドの場合 †
野村世界6資産分散投信がそれに当たります。
野村世界6資産分散投信のマザーファンドは以下の通り。
- 国内債券NOMURA-BPI 総合 マザーファンド (国内債券)
- 外国債券マザーファンド (外国債券)
- 国内株式マザーファンド (国内株式)
- 外国株式MSCI-KOKUSAI マザーファンド (外国株式)
- J-REIT インデックス マザーファンド (J-REIT)
- 海外REIT インデックス マザーファンド (REIT)
野村世界6資産分散投信のベビーファンドは以下の通り。これらはマザーファンドの配分で差が付いています。
- 安定コース (国内債:60%、外債:10%、日本株:5%、外国株:15%、国内REIT:5%、海外REIT:5%)
- 分配コース (国内債:20%、外債:50%、日本株:5%、外国株:15%、国内REIT:5%、海外REIT:5%)
- 成長コース (国内債:10%、外債:10%、日本株:35%、外国株:35%、国内REIT:5%、海外REIT:5%)