ETF (Exchange Traded Fund, 株価指数連動型投資信託受益証券) †
ETF は、証券取引所で取引される投資信託です。
特徴としては以下の通り。
- 株価指数に連動するインデックス型投資信託
ETF は、TOPIX や日経225 等の株価指数に連動して価格が変動するインデックス型投資信託です。
- 取引方法は株と同じ
ETF は、証券取引所で取り扱われている株と同じ取引方法を用います。よって株の取扱が出来る証券会社ならどの会社でも取引可能です。株と同じく指値による取引や信用取引も可能ですし、ナンピンもしやすいです。
逆に株取引の手段が無いと ETF の取引は出来ません。銀行窓口で ETF の購入は出来ませんよ =)。
- 信託報酬が安価
1万円から売買可能である同様のインデックス型投資信託と比べると、信託報酬が安く抑えられています。インデックス型投資信託の信託報酬の平均は約 0.6% に対し、ETF は最大でも 0.25% 程度の信託報酬で済みます。
長期保有(放置プレイ?)を考えると信託報酬(保有コスト)の安い ETF は魅力的に感じるはずです。
関連情報 †
用語 †
特集記事 †
インデックス型投資信託 → ETF へのリレー投資作戦 †
リレー投資は、ドルコスト平均法によるインデックス型投資信託積み立ての活用の一つとして内藤忍の資産設計塾で紹介されていた投資方法です。
大したことじゃないんだけど言われてみればなるほどな、と思ったので紹介してみる。
- ETF の欠点
- 単位が 12-17 万円と積み立てすると高額
ドルコスト平均法での運用を行おうとすると月々の積み立てに 10 万円以上の投資額が必要になってしまう。インデックス型投資信託なら月々1万円からの積み立てが可能。
- 株取引の売買にコストが掛かる
少なくとも書籍通りに従うとマネックス証券を利用することになるので、ETF の売買コストが掛かってしまう。¥2000- 程度だが手数料にすると 1.0-1.5% に値するので無視したくないコストになる。
- インデックス型投資信託の欠点
- 運用コストが ETF より高い
インデックス型投資信託の場合、運用コスト(主に信託報酬)が 0.6% 程度掛かります。ETF の場合、多くても 0.25% 程度で抑えられます。長期運用を考えると複利効果も含め ETF の方が有利になります。
- 販売会社(銀行とか郵便局とか)によってはコスト高になる
例えばインデックス型投資信託を銀行や郵便局で購入しようとすると、手数料や高めに設定されている信託報酬を掴まされる可能性が高いです。インデックス型投資信託の場合、運用効率は公開されている株価指数に連動するので、連動する株価指数が同じなら運用の差はありません(というか差が出てはいけません)。
積み立てに大きく影響するのでノーロードは絶対です。信託報酬は 0.6% 前後で 0.55% 程度が目安になると思います。一応、信託財産留保額が掛からないことも確認しましょう。
で、書籍ではある程度までインデックス型投資信託で積み立てで購入し、投資額が ETF への切り替えが可能になった場合、インデックス型投資信託を切り崩して ETF へ買い換えを推奨しています(リレー投資)。この方法なら ETF を買い増しするタイミングを図る必要なく、無理なく積み立てが可能になり、長期運用面でのコストを極力少なく抑えられます。
リスト †
銘柄別 †
- TOPIX 連動型
東京証券取引所が公開している株価指数「TOPIX」に連動します。
- 日経225連動型
- TOPIX Core30 連動型
- 東証電気機器株価指数連動型
- 東証銀行業株価指数連動型
証券会社別 †
証券取引所別 †
- www.tse.or.jp/cash/etf/square.html
東証(東京証券取引所)の ETF 本拠地。
- www.tse.or.jp/cash/etf/meigara.html
東証で扱っている ETF 一覧。
- ETFとは (大阪証券取引所)
大証の ETF 本拠地。