投資信託のベンチマーク

ベンチマークは、投資信託を運用するのに目安とするインデックス(指数、指標)です。

ベンチマークの是非

ベンチマークは、投資信託の良し悪しを把握するのにとても重要だと考えます。

株や債券の価値は日々変化しますが、資産(銘柄)の多くは指数に影響されています。市場全体が下がり気味であった場合、どんなに良い資産であっても価値が下がる場合が多いです(他の資産よりは下がり幅は小さいですが)。どんなに素晴らしい運用を行えたとしても指数に影響されない資産は無いと言ってもよいでしょう。

よって、投資信託の運用実績を図るにはベースとなっているベンチマークと比較することが基本になります。

例えば購入時より 10% 運用損が出た場合でも、ベンチマークが 20% 程度の下落しているのであれば、その投資信託はかなり健闘していると考えられます。逆に 10% 運用益が出ていた場合でも、ベンチマークが 20% 程度上昇しているのであれば、その投資信託は悪い運用であったと考えられます。

この判断はベンチマークがあってこそで、ベンチマークが無ければ投資信託を判断する基準はありません。