*俺的投資信託 [#title]

株と投資信託を本格的に始めてからそろそろ 3 ヶ月('06/06 現在)。まだまだひよっこ投資家ですが調査したことやら損したことやらをそろそろ文章に残しておこうかと思いつき、現在に至ります。

私なりの解釈なので間違っていることも多々あろうかと思います。[[フィードバック]]に連絡して頂ければ極力修正しますのでよろしくお願いします。もちろんご意見・ご感想もお待ちしていますよ。

#contents

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**投資信託に手を染めるキッカケ [#begin]
#amazon(4163671102)
本屋さんで「[[細野真宏の世界一わかりやすい株の本:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163671102/mcnhomepsdk02-22/]]」という本を立ち読みしていた時にふと気になった以下のフレーズがキッカケで投資信託に手を染めることになりました。

> 僕たちは そろそろ「バブルの失敗」から''銀行だけにリスクを背負わせてしまうことの危なさを認識しなければならない''んだよ。

正直、銀行と言う組織に対して良い印象を私は持っていない。「バブルの火付け役であり主役」やら「失われた10年のツケ」やら「高利貸しの片棒担ぎ」やら。

でもよく考えたら、銀行と言う組織におカネを運用させていたのがそもそもの間違いで黙っていても資金が集まってしまっていた私の「銀行への甘やかしと妄信」が原因だったのではないか、と。

銀行に俺の資金の運用を止めさせよう、と思ったのがキッカケでした。

#amazon(,clear)

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**銀行から抜け出すための銀行活用 [#begin-2]

預金を撤収するにもその活用法が分からない。

当時は読んでいた本が株の本だったから株しかない、と思っていた。当時、UFJ 銀行で「カブドットコム証券」に口座開きませんかキャンペーンが行われていたので何となく口座は作っておいた(偶然とはいえ投資信託を始めるには良い選択肢だったと思う)。でもそれまでだった。

そんな状況で資金運用で「確定拠出年金」という単語が目に付いた。当時は定期預金と株式運用による資産運用法の一つだと思っていた。そんな記憶が残ってる。

-[[投資信託/年金/確定拠出年金]]

同時期に「定期預金」+「投資信託」を同時に申し込むとで定期預金が年 4.0%(ただし3ヶ月間のみってぉぃ)というキャンペーンを銀行が展開していました。「確定拠出年金」との結びつきもあって取り敢えずこのキャンペーンに釣られる事に。

今思うと随分銀行に手数料やら信託報酬をくれてやることになり、あまり良い選択ではなかったと少しだけ反省はしている、けど後悔はしていない。兎に角、早く始めてみたかったのと相談する窓口が銀行にあったのが幸いだったんだと思う。

銀行の窓口ってタダで相談できるんですよ、えぇ。

結局、3行の銀行に対して相談しまくり、2行の銀行員の人が私の相談役として活躍してもらうことに。当時の私は前知識無しに相談しまくっていたので「1〜2年程度の長期運用を考えていますぅ((長期運用って言ったら最低でも 5 年位は考えるべき。))」とか「毎年 10% 程度の運用が確実に見込める投資を考えたいですぅ((安全性を求めるなら 10% は難しすぎ。3% 程度ならバランス型ファンドで賄える程度))」とかほざいていた気がします。

その後、取り敢えず始める目的で 70 万円程度を銀行で購入することになりますが、時期が悪かった。ガシガシ資産が減って行くことに。

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**舞台は銀行から証券会社へ [#begin-3]

競馬にしろ麻雀にしろ、少しでも負けると負けた原因を追究する性癖を持っている。人よりそれが酷いことを自覚していたので、無理にでも銀行で投資信託を始めたわけで、負けることが私の原動力、なのかも。

投資信託に手を出している他の人もボロボロなんだろうな、とウェブサーフィン((死語だって))していた所、以下のページを発見。

-[[投資信託@2ちゃんねる:http://www6.atwiki.jp/toushin/]]
-[[投資信託まとめ2発目@2ちゃんねる+MIXI:http://www26.atwiki.jp/toushin4/]]~
旧「投資信託@2ちゃんねる」の後釜。あまり更新はされていないようだが。

しばらく2ちゃんねるでの投資信託の話題を追う事に。当時、ほとんど気にしなかった「毎月分配に対する複利効果減少」、「高い信託報酬の不利」、「インデックスファンドの優位性」が話題の的でした。

-[[投資信託/分配金]]
-[[投資信託/コスト/信託報酬]]
-[[投資信託/運用/インデックス]]

銀行員の人にも「信託報酬の低いファンドもお勧めですよ」みたいな話をしていた気がするのですが、当時の私は騰落率(とうらくりつ)ばかりに目が行ってしまい、あまり興味を示しませんでした。運用が落ち始め過去の騰落率通りに運用されなくなったことに疑問を持つことがインデックス型ファンドへ目を向けるキッカケになった記憶があります。

#amazon(4270001216)
そんな私に決定打を打ち込んだのが「[[投資信託選びでいちばん知りたいこと:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270001216/mcnhomepsdk02-22/]]」という書籍でした。

-[[投資信託/関連書籍]]

投資信託の調査にモーニングスターを多用しているのですが、そこの代表取締役が投資信託について色々語りたいことがあるという煽りが目に付き、購入しました((マニアックな本だろうから何処にも売っていないと思い、アマゾン経由で購入しています。でも大きな書店だと結構扱っている所が多いようです。))。

投資信託マンセー本かと思いきや、前半は殆ど投資信託の否定。

> プロほど投信に手を出さない

とか

> 長期目標がないなら、投資信託に手を出してはいけない

とか散々。

読んでいる内に結構、凹みましたが、書いてあることは理に適っています。

#amazon(,clear)

と言うことで銀行から口座を作っただけで放置していたカブドットコム証券へ舞台を移すことになり、現在に至ります。

この続きは [[投資信託/私的/運用方針]] をどうぞ。

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**見ている世界が変わったこと [#begin-4]

最近、テレビ東京が放映している[[ワールドビジネスサテライト:http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/]]を見ている話したら「またオヤジ化が進んだ」と馬鹿にされまくりです。

投資信託を始める前までは、バーナンキFRB議長や福井日銀総裁が何をほざこうにも興味はありませんでしたし、生活に影響は皆無だと思っていました。投資信託を始めてからは彼らの一言一言が経済へ及ぼす影響が限りなく大きいこと、今後の経済や暮らしに大きく関わっていくことを肌(お財布で?)で感じることが出来、それからは経済について目が行くようになったような気がします。

私にとってこれが良いことなのか、悪いことなのかは判断できませんが少なくとも社会の歯車として参加出来ていることに充実感はあります。今の所、仕事に直接リンクすることはありませんが、社会の流れを掴むことは決してマイナスではない、と信じています。

どんなに悪いことでも、知らないことで目を背けるよりかは知って苦労したい。それが今の私の方針です。多分この先も変わらないでしょう。

// begin-5
**投資信託への手の染め方 [#begin-5]
取り敢えず、アナタに向いている方法で投資信託を始めてみませんか?

確かに投資信託は万人にあった投資方法では無いと思います。自分に合った資産運用を見つけるまでには多くの運用方法を試してみることが必要ではないでしょうか。投資信託はその入り口になってくれる可能性を秘めています。
[[投資信託/ポイント/質問箱#begin-2]]に移動しました。

-''相談する人を捕まえる''~
活字は苦手で識字率もままならないアナタ、人に相談してみるのが手っ取り早いです。~
ファイナンシャルプランナーな人が捕まえられれば、投資信託以外にも資産運用について色々な解を持ち合わせているはず。近場にいない場合、銀行を利用するのがいいかも。今の所、相談に乗ってもらうだけでおカネを取られたことはないです。~
分からないなら分からないと言えば、色々教えてくれる。変な見栄は張らないことが基本だ。ただし今までの経験だと証券会社での相談の場合、商売に係わらない初心者は相手にしてもらえないか、ありえない商品を強烈に勧めてくる可能性が高いので注意した方がいいでしょう。~
相談したその日に商品に手を出さない方がいい。冷静に考える時間も投資には重要だよ。少なくとも目論見書は精査してみよう。
-''本を買ってきて検討してみる''~
状況が把握できないと一歩も進めないアナタ、資産運用に関する書籍から手を染めてみては如何でしょうか。巷には「〜でxxx万円儲けた!」のような題名の資産運用本が目立ちますが、正直、著者がそれだけ儲けられた方法だとしても読者がそれだけ儲けられるかどうかは未知数でしょう。短期に稼ぐことを目的とした書籍より、長期に資産運用を計画する書籍の方が確実性が高いように感じるのですが、どうでしょうか。~
短期で稼ぐということはそれなりのリスクを背負うことを意味します。成功した人からはリスクに関しての危機意識は少ないように見えます。だからこそ短期間で稼ぐことが可能だったのかもしれません。
--[[投資信託/関連書籍]]
-''取り敢えず買ってみる''~
実践派のアナタ、とっとと投資信託を買ってみてから反省しよう。ただし全力投球は厳禁。~
市場の動きや仕組みが分からない状況での全力投球は損することが多いし、仮に全力投球が偶然にも成功した場合、次も成功するんじゃないかと判断しかねないです。余剰資金だとしても少しずつ積み立てていく慎重さが必要です。経験を積むことで市場の動向が掴めてくるはず。そこから勝負しても遅くは無いですよ。~
初めて購入するなら出来るだけ手数料の掛からない投資信託がお勧め。短期なら信託報酬より手数料が響くからね。しばらく分配金を貰って心の安定を得るのもまた一興。効率的な資産運用に目が行きがちだけど、回り道をして投資信託を楽しむのも重要だと思うよ。
--[[投資信託/コスト/手数料]]
-''ネット証券に口座を作ろう''~
始めるまでに何かと時間の掛かるアナタ、ネット証券会社に口座を作っておいて外堀を埋めましょう。~
投資信託の場合、証券会社の方が銀行や郵便局より割安で種類が豊富です。また株に手をつけないにしても、ETF による運用は魅力的ですので、それだけのためだけでも証券会社に口座を作ることをお勧めします。~
投資信託を考えると種類が豊富でノーロードの多い「カブドットコム証券」、「マネックス証券」がお勧めです。ETF 目当ての場合、20万円以下の株売買手数料が低い証券会社を選ぶといいです。~
多分、一社だけで投資信託を運用することは難しいのではないかと考えます。幸い、口座管理費等の費用は掛からないのが普通ですので用途別に証券会社を利用することも頭に入れておいたほうが良いかもしれません。お気に入りの販売会社に投資信託があるから購入するのではなく、お気に入りの投資信託があるから販売会社に口座を作る位の気構えが必要です。
--[[投資信託/販売会社]]
-''市場動向を探るのがメンドイ、アナタの場合''~
投資信託に向いていません、、、というオチは置いておくとして =)。~
バランス型投資信託はどうでしょうか。バランス型では、投資信託で重要とされる資産配分(アセットアロケーション)を自動的に行ってくれます。株で稼いだ運用益を債券へ移行したり、逆に株の損失分を債券から配分する運用を投資信託内で定期的に行う特徴を持っています。~
バランス型の配分としては株50%、債券50%程度で年 3-4% 程度の運用益が見込めるなら御の字ではないでしょうか。で、株の比率を上げたいと考えるなら他にインデックス型投資信託を買い増しするといいかもしれません。
--[[投資信託/運用/バランス]]




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