モーニングスター †
モーニングスターは、投資信託の検索に役に立つサービスを公開しています。
気になる投資信託を見つけたらまずは検索してみましょう。実績以外にも手数料・信託報酬や他の販売会社にも気を配り、購入する場合には手数料の少ない販売会社を選択したい所です。
関連情報 †
- モーニングスター
本拠地。投資信託の検索以外にもニュースや特集等の情報が纏まっています。
ファンド オブ ザ イヤー †
ファンド オブ ザ イヤーは、モーニングスターが毎年行っているイベントで、優秀な投資信託と判断した運用会社に対して表彰を行っています。
1年間を通しての判断ですので、投資信託の運用期間としては短めな判断基準でしょう。ここで表彰された投資信託が長期に亘って好成績を残すかどうかについては別と考えた方が良いかもしれません。
Fund of the Year 2006 †
- 最優秀ファンド賞
- アクティブ バリュー オープン『愛称 : アクシア』
アクシアは私もお勧めしたい。理由は「常に TOPIX を上回っている運用益」、「信託報酬は1.08675%と他と比べて比較的安価」、「割安株中心の長期運用が期待できる」です。ノーロードで販売している販売会社が無いのが残念ですが、イー・トレード証券が販売手数料 1.05% と比較的有利に購入できるようです。銘柄数は 80 銘柄程度でどちらかと言えば少数先鋭。銘柄の比率は変化するものの売り切ることは少ないようで売買回転数も少ない。今後も今の成績を保つことは期待できるのではないかと。
選定ポイントは「TOPIXを上回る運用」、「リスクを調整した安定運用」、「ベテランアナリストのサポート」を挙げています。
- 優秀ファンド賞
- 住信 SRI・ジャパン・オープン『愛称:グッドカンパニー』
私はお勧めしません。理由は「高い信託報酬(1.68%)」、「フィルタリングだけの大して意味の無い銘柄選択」、「多く出す分配金」です。今年で2回目の受賞ですが、SRI という名目だけが先行しているのが気になります。そもそも CSR に問題が無いのに銘柄を売り切ってしまうのはおかしいでしょう。なんのための SRI なんだか。
選定ポイントは「CSRの取組み」、「リスクを分散した運用」、「調査力」を挙げています。「投資家の環境問題に対する理解が深まるよう、優れたディスクローズを行っている」とあるが、私は今までそのような資料を一度も受け取ったことがない*2。
- ノムラ・ジャパン・オープン
私はお勧めしません。理由は「高い信託報酬(1.596%)」、「TOPIXと変わり映えしない銘柄配分」、「長期間で見るとTOPIXを上回っていない運用実績」です。この運用ならコスト負けする可能性が高いのでインデックス型投資信託の方が長期では有利でしょう。
選択ポイントは「定量モデルによる銘柄選択」、「ポートフォリオ構築プロセス」、「リスク管理体制」を挙げています。2005年に続き2回目の受賞とのこと。
- フィデリティ・日本配当成長株・ファンド(分配重視型)
私はお勧めしません。理由は「高い信託報酬(1.239%)」、「1年程度の浅い運用実績」、「高い売買コスト」、「大量に出す分配金」です。このファンドはかなり人気を集めていて流入する資金が多く、売買回転率が高かった記憶があります。'06後半から大型株で分配金を多く出す株に人気が集まったことより私の予想以上の成績を残したようです。この状況が今後も続くとは思えませんがヲチのしがいのある投資信託です。
選択ポイントは「将来の配当利回りに対しての評価」、「調査体制(フィデリティ全体を指している様子)」、「組織的なリスク管理体制」を挙げています。何となく目論見書のコピペを見ているような選択ポイントですな。
- ニッセイ日本勝ち組ファンド
私はお勧めしません。理由は「少ない銘柄数(30銘柄限定)によるリスク」です。銘柄の組入れ比率に差をつけていないのも特徴かもしれません。少ない銘柄数の代表として「名証25インデックスオープン」と比較すると魅力が少ないです。
選択ポイントは「勝ち組企業への投資」、「30銘柄に集中投資しかつ業種分散」、「ポートフォリオ管理」を挙げています。2004、2005年に続き3回目の受賞とのこと。光は当てられないが確実に運用益を上げている「名証25インデックスオープン」は無視ですか?
- アクティブ・ニッポン『愛称:武蔵』
私はお勧めしません。理由は「高い信託報酬(1.60125%)」、「常にTOPIXを下回る運用益」、「TOPIXと変わり映えしない銘柄配分」です。どの時点で購入してもインデックス型投資信託には勝てない投資信託の代表かもしれません。
選択ポイントは「相場局面に応じた運用」、「多角的な分析」、「組織的なリスク管理体制」を挙げています。2005年に続いて2度目の受賞。
国内債券型・国際債券型*3 †
- 最優秀ファンド賞
- 優秀ファンド賞
- 三菱UFJ 外国債券オープン(毎月分配型)
- JPM 新興国ソブリン・オープン
国内債券型・国際債券型に対するコメントは特にありません。
高金利国や新興国の債券に対する投資信託が選出されているようです。高い金利はそれなりのリスクも隣り合わせであることを理解しておいた方が良いかもしれません。
私は外債に対する投資には積極的ではありません。外債に対する投資はリスク・リターン共に限定されるので、コストの掛からない投資信託を選択することが重要と思われます。私ならインデックス運用による投資信託をお勧めします。
国際株式型 部門*4 †
- 最優秀ファンド賞
- 優秀ファンド賞
- DIAM 世界好配当株オープン(毎月決算コース)『愛称:世界配当倶楽部』
- グローバル高配当株式ファンド(毎月分配型)『愛称:軍配』
- グローバル好配当株オープン
- ダイワ・グローバルREIT・オープン(毎月分配型) 『愛称:世界の街並み』
- DIAM ワールド・リート・インカム・オープン(毎月決算コース)『愛称:世界家主倶楽部』
国際株式型に対するコメントは特にありません。各銘柄についての知識が殆ど無いので判断出来ないというのが原因です。
国内ハイブリッド型・国際ハイブリッド型*5 †
- 最優秀ファンド賞
- 優秀ファンド
- 世界三資産バランスファンド(毎月分配型)『愛称:セッション』
- グローバル財産3分法ファンド(毎月決算型)
最近、人気の分散型が選出されているようです。REITや新興国の資産に投資することでリターンを高めているのが特徴のようです。為替リスクを高く持っているのとコストが高く見積もられているのが気になります。どれも長期運用に向いているとは思えません。
過去のファンド オブ ザ イヤー †