Google のキャッシュ機能についての問題点

Google には Google がクロールした page をキャッシュした結果を公開する機能があります。この機能により、例えば相手側のサイトが落ちていたり、データ転送が遅かったとしてもキャッシュ機能により素早く情報を引き出すことが出来ます → Google/特殊機能/キャッシュ。現在では Google 以外にも MSN や Yahoo! 等の検索エンジンでキャッシュ機能が実装されています。

この機能は便利なのですが、それ以上に多くの問題点が指摘されています。

上記の問題点の多くは、ネットに情報を公開する側の検索エンジンへの認識不足が招いた「事故」ではないでしょうか。ネットの利便性を享受しつつ上記の問題点に対応するには、情報を公開する側が問題点を正しく理解し、覚悟した上でネットに公開する必要があるのではないでしょうか。

SNS も一つの解かもしれません。この場合、他人の公開情報を自分のローカルやローカルなネット環境でのみ活用することになるので、ネットの相互作用には寄与することは出来ないかもしれません。相互作用の輪から外れることでネットがやせ細る可能性も否定できなくなる時代が来るのかもしれません。

「名無しさん」も一つの解ではあると思うのですが、「名無しさん」であることが故に、公開した情報の責任から逃れられるという認識だと、いつかその自由は奪われてしまう気がしてなりません。「自浄機能が働かないと、どんどん自由が奪われる」と言った所かな。「名無しさん」が故に著作権者が誰か判断できず、公の場で利用しにくいという別の側面も最近顕著になってきているように感じます。

話が逸れましたね。

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