機械受注統計は、内閣府が公開している毎月の機械受注状況の統計です。
特に「船舶・電力を除く民需」で示される統計は、半年〜9ヶ月後の設備投資動向の先行指標として注目を集めています。この値が上向きの場合、各企業が設備投資に積極的になっており景気が上向きになっていると判断されます。逆にこの値が下向きの場合、景気が落ち込んでくると判断されます。
前月比で +6.7% 上昇、前年比で 0.5% 減少。前月比 +11.7% の市場予想を下回ったため、機械株を中心に下落しています。
7月の時ほどの反応ではないものの、今後の景気感に対して更に警戒が強まりそうですね。
長引かなければ良いのですがね。
8.5% の6月機械受注(前回は-2.1%)の発表を受けて、日経平均が一日で ▼200 → △200 と大きく変化しています。マイナスは FOMC の利上げ停止による景気低迷懸念を受けてのこと。
鉄鋼関連の設備投資が大きな要因だったらしいので、全体として先行きの景気がよくなったと判断するのは先走りすぎらしい。それでも設備投資への意欲が高まっているのは間違い無さそう。