[PCAT]: PC Card
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PC Card は、主に note pc で使用されている拡張カードです。
PC Card の特徴としては以下のとおり。
- 幅広い拡張性
PC Card は Modem, LAN, Sound, Joystick, SCSI, USB, IEEE1394, harddisk 等、様々な用途で使用されています。
- 32-bit 対応 (CardBus PC Card)
1995 年に PC Card の 32-bit の仕様が公開されました。32-bit 対応の仕組みの殆どは
PCI の延長です。32-bit 対応の場合、Grund 強化や 16-bit 対応との区別のため、ディンプルというくぼみが設けられています。
- Compact Flash (CF)
CF は、TrueIDE モード(ATA disk とほぼ同じ動作)と PC Card モードとの 2 通りのモードを持たなければなりません。よって
CF は PC Card Interface に直接接続しても認識することが可能です。CF+ は、CF
の形状でありながら PC Card として動作させるための規格です。
- PC Card の厚さは 4 種類
PC Card は厚さによって Type I(3.3mm)、Type II(5.0mm)、Type III(10.5mm)、Type
IV(16.0mm) の 4 通りに分類されています。この内、Type IV は後から提案されたため、この厚さをサポート出来る
note pc が少なく、普及には至っていません。Type III は、主にハードディスク用途で使用されることが多いようです。最近の
harddisk の発展でサイズが小さくなったことより Type III のカードを見かけることは少なくなっています。
- PC Card (16-bit) の PnP
PC Card は、他の拡張ボードとリソースが競合しないようにするための仕組みを持っています。これは
PnP が提唱される前から入っていた仕組みです。PnP の手順としては以下のとおり。
- CIS (Card Information Structure) の読み込み
CIS は、PC Card のリソース(PC Card 名、使用できる IRQ, DMA, I/O 等)が記載されているデータベースです。OS
は、まずこの情報を PC Card から取得します。
- 利用できるリソースの検索
OS は PC Card のリソースより PC で使用できるリソースと比較し、PC, PC Card
双方が使用可能であるリソースを検索します。
- リソースの確定
使用できるリソースがあった場合、OS は PC Card に使用するリソースを選択し、動作を有効にさせます。使用できるリソースが見当たらなかった場合には、動作を無効とし以後、その
PC Card へのアクセスを行いません。
- PC Card と PCMCIA (Personal Computer Memory Card International Association)
JEIDA (日本電子工業振興協会) と PCMCIA が初めに考案した時には PCMCIA と呼ばれていました。
その後、32-bit 対応に伴い名称を PC Card に統一しています。誤用として 16-bit
対応カードを PCMCIA、32-bit 対応カードを PC Card と呼ばれる場合がありますが、正式にはどちらも
PC Card です。
- 無線 LAN の普及による影響
無線 LAN の普及によりにわかに PC Card の人気が出てきました。PCI に PC Card
Interface board を取り付けて無線 LAN カードを増設するケースも多々ありました。
PC Card にこだわる理由は、各国の電波法により他の方法では認証が取り難くコストがかかってしまうことに起因するようです。例えば組み込み機器に無線
LAN チップを増設する場合、基盤の変更がある度に認証を取る必要が生じます。認証を受けるコストより、認証の受かった
PC Card と PC Card Controller の組み合わせの方が安く済むことが多いのでしょう。最近では
USB での増設方法もあることより一時期ほど PC Card の必要性は高くないようです。
- ExpressCard (旧:NEWCARD)
ExpressCard は、PCI Express と USB 2.0 の 2 つの bus 接続を行うカードとして考案されています。今の所('05/01)、出荷には至っていない様子。今後の展開が楽しみ。
<[news] PC Card 関連>
<[news] PCI Express 関連>
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お勧め本は <[PCAT]: Recommended Books> に纏めています。
お勧め
用語、特集
PCIC (PC Card Interface Controller)
16-bit PCIC は、Intel 社製のチップ i82365 の互換チップと思って間違いないでしょう。DOS
時代では、私の感想では VADEM 社のチップが尤も安定していた気がします。もうお目にかかることはありませんが。
CIS (Card Information Structure)
Linux
FreeBSD
DOS
DOS の PC カードイネーブラーソフトウェアを纏めてみました。DOS でも動作する
note pc があれば、OEM 品として以下のどれかが付属されているはずです。気前の良いメーカーだと
web 上で配布していたり、していなかったり。
各自で見つけてください =)。
Windows
未整理
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