[news] Crusoe/Efficeon 関連
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Crusoe は Transmeta 社が開発している x86 互換 CPU です。
今までの x86 互換 CPU にはない数多くの特徴を持った CPU です。特徴は以下の通り。
- 低消費電力
今までの x86 系の複雑であった処理を単純化することにより、低消費電力を可能にしています。この特長より、note
PC 分野で Crusoe が多く使用されています。また、電力消費が無視できなくなった
Server 分野や、コスト面でシビアになりつつある組み込み分野でもニーズがあるのでは、と言われています。
- VLIW(Very Long Instruction Word)
複数の命令コードを1つの命令コードとして実行できる仕組み。super scaler
の場合、動的にスケジューリングするので、そのための分岐処理や最適化が難しいといわれています。VLIW
の場合は前もってスケジューリングされたコードが用意されているので、super
scaler よりコストが少なくて済む利点があります。
Crusoe の場合、CMS が動的に VLIW に変換しています。
- CMS(Code Morphing Software)
x86 命令コードを VLIW に対応した native code に変換するためのソフトウェア。通常、内部への変換は
hard code されており、柔軟な変換がしにくいと言われています。Crusoe の場合、変換部分を
Software で変更出来る仕組み (CMS) により、最適化しやすく、CMS をバージョンアップさせることで更なる高速化が望めるようになります。
ただ、今の所、最新版の CMS の配布は各ベンダーに任せられており、実際には
update されていないケースが多いんだそうな。安定化重視?
[Code Morphingソフトウェア(Crusoe.jp)]
- LongRun
システムの状況に応じて動的に電圧を変更する技術。SpeedStep や Power Now!
と同様の技術です。Midori Linux 内に LongRun 対応の Kernel があるそうです。
[LongRun パワーマネジメント技術(Crusoe.jp)]
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