[M.D.L] VMware 4 My First Impression
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VMware 4 My First Impression は、03.03.24 に公開された VMware 4 関連の情報を纏めています。断りが無い限り
VMware 4.0.1 (Build 5289) for Windows (Host OS : Windows 2000 SP4 JP) を使用しています。
VMware 関連の情報については <VMware 関連> をどうぞ。
同種のソフトウェアである Virtual PC 関連情報については <Virtual PC 関連> をどうぞ。
VMware の動作等の情報は <My Development Laboratory(M.D.L.)> に纏めています。
VMware 4 の新機能
WMware 4 の新機能については [プロダクトレビュー[VMware Workstation 4](@IT)] にある一連の記事がお勧めです。
私の気になった新機能は以下の通り。
- Virtual PC を意識した機能追加 (○)
Guest OS の Usability を意識した機能が追加されています。
- [SnapShot 機能]
SnapShot を取ることにより Virtual Machine の状態を以前の状態へ戻すことが出来ます。利便性が高くなったことは確かなのですが、ついつい
SnapShot ボタンを押し間違えてしまうことも多々あって一喜一憂といった機能です。
事故防止のため、大体 Guest OS が固定してきましたら『仮想マシン コントロール
パネル』内の『オプション』の『スナップショット』に『このスナップショットをロックする(L)』という機能を利用しましょう。これで幾分
SnapShot 機能が使いやすくなりました。
- [Drag and Drop 機能]
Host PC、Guest PC 共に Windows であるならば Drag and Drop によるファイル転送が可能になりました。便利な反面、Shared
Folder 機能やネットワーク転送と比べると転送速度が異様に遅いです。
それでも VMware 4.01 になってかなり転送速度は向上したように思えます。
- [Shared Folder 機能]
Guest OS 内に共有フォルダーを作成し、Host OS - Guest OS 間でのファイルのやり取りを行なう機能が追加されました。Linux
でも使用出来ますので便利です。便利な反面、安定していません ;-(。Shared
Folder 内で作業を行わず、ファイル転送のみに使用した方が良いでしょう。
それでも VMware 4.01 になってかなり転送速度は向上したように思えます。
- U/I の変更 (?)
VMware 4 になってタブインターフェースを採用してきました。これはユーザーの好みによりますが、私はあまり、、、
- Debug 用途のサポート (◎)
VMware 3 から Debug 用途として使えていただけに何を今更、、、という気分ですがサポートを受け付けてくれるようになったのは非常に嬉しい限りです。
- Network 機能の向上 (Windows Host のみ?) (?)
Windows 版のみらしいのですが、Guest OS 上のネットワーク設定が動的に出来るようになったらしいです。また無線
LAN の Bridge 機能に対応したらしいことが雑誌 (UNIX Mag.だったかな) に書いてありました。あまり使っていない機能なので、何が向上したのかは私にはよく分かりませんでした。
[Changing the Networking Configuration]
- Sound 機能の向上 (◎)
SoundBlaster 16 互換(ISA 接続) から ES1371 (PCI 接続)互換にエミュレーションが変更になっています。これにより
VMware 3 でよく発生していた負荷が高い時のプチプチノイズがかなり軽減されています。私は特に音を気にしていないのですが、それでも向上したのが分かりました。
- DirectDraw 機能のサポート (○)
dxdiag.exe (DirectX 診断ソフトウェア) で確認してみたのですが VMware 3 上でも
DirectDraw が使えなかったわけではなさそうです。DirectDraw の互換性を重視したようです。Game
用途でも使用か可能になったと言う所でしょうか。
- VBE(VESA BIOS Extension) のサポート (◎)
VMware 4 になってサポートされました。この機能により、今まで使用できなかったフレームバッファが使用出来るようになりました。何気にお気に入りです。VBE
の対応状況は以下の page で調査結果を記載しました。参考になれば。
<[M.D.L] VESA BIOS Extension(VBE) について>
- BIOS のバージョンアップ (?)
「VMware BIOS build 212-b (VMware 3.2)」→「VMware BIOS build 223」にバージョンアップしています。このバージョンアップで何が変わったのかは分かりません。
VMware 4 の軌跡
[VMware Workstation 4.5 Release Notes(VMware)] に VMware 4 の更新履歴があります。
- Version 4.5.2 (Build 8848):
04.06.11、公開。今回の目玉は Solaris と SUSE Linux 9.1 の仮対応辺りか。
- Version 4.5.1 (Build 7568):
04.03.15、公開。5ヶ月ぶりか。PXE と Linux Kernel 2.6 サポート辺りがメイン。
- Version 4.0.5 (Build 6030):
03.10.02、公開。ドラッグアンドドロップの日本語化辺りがメインの様子。release
note のサマリーには以下の記述がありました。
This release introduces internationalization of the shared folders and
drag and drop features. These features now support localized guest operating
systems, including locales such as Japanese that use double-byte characters.
In this release, VMware Tools for Windows guests uses less memory than
in previous releases.
release note のサマリーには以下の記述がありました。
This release fixes a security vulnerability in VMware Workstation 4.0.1
(for Linux systems) build 5289 and earlier releases. By manipulating symbolic
links, a non-root user could delete files in any directory. VMware Workstation
(for Windows operating systems) does not have this vulnerability.
- Version 4.0.1 (Build 5289):
03.07.21、4.0 の Minor version としてひっそり公開されています。Guest OS
として「Microsoft Windows Server 2003」、「Red Hat Linux 9」、「SuSE Linux
8.2」、「FreeBSD 4.8」が追加されています。VMware Tools も version up しており、VMware
4.0 で作った Guest OS も version up を要求されます。
チョット面倒くさいですが、触ってみた所、特に記載はありませんが「安定面」で大きく変更が入ったように感じました。DnD
や hgfs も前より安定したっぽい。
- Version 4.0 (Build 4460):
03.04.07 公開。VMware 4 で最初のバージョンとして公開されています。
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