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Ultra66、FastTrak66、共に PRIMISE 社製の IDE ボードです。
Ultra66 は Ultra DMA mode 4 をサポートしたボードです。Ultra DMA mode 2 までしかサポートしていないマザーボード(ex. 440BX等) などに使用することで Harddisk の高速化に効果があります。ちなみに私は 440FX マザーボードにこのボードを使用しています。実質、PIO mode しかサポートしていなかっただけに非常に重宝しています。
FastTrak66 は IDE RAID ボードです。RAID ボードというのは変わっていて、色んな機能があります。用語については [RAID(鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」)] が詳しいです。
どうもマニアな方々は RAID 0 による高速化自慢が話題によく挙がっています。確かに harddisk の速度が倍(!)近くまで上がるので魅力的といえば魅力的なのですが、安全性について疑問です。2台のうち、1台でも壊れれば全滅ですから。常用する気にはなれないのですがチョッピリ弄ってみたい、というのが今回の目的です。
我がままですね (^^;。
ところで FastTrak66 と Ultra66 は殆ど差がない(チップも同じだしシルクも変わらない)のですが、値段が違います。実売、FastTrak66 が \11,000-位、対して Ultra66 は \2980-。違いすぎる。
そんな矢先、以下の記事を見つけてしまいました。
半信半疑でしたが、意外と有名な改造らしく職場の人も知っていました。と言うことでイカ物担当の私としては早速試してみることにしました。
用意するもの、それは 100Ωの抵抗のみ。必要なテク、それは一箇所のハンダ付けのみ。非常に簡単でした。100Ωの抵抗は [秋月電子通商] で購入(100本入りで\100-)しています。
詳細な改造方法については上記の page を参考にしてください。一応簡単な手順だけ。
、、、実は。
この後、harddisk を Fdisk、Format するのですが、ここでヘマりました。Format が途中で止まってしまうのです。原因を調査するとどうやら片方の harddisk に Bad Sector がある事が分かりました。Bad Sector 一つ合っただけで Format 出来ないってのは「なんだかな〜」って気がします。結局、余計な harddisk も無い事ですし、チョット裏技を使いました。
Low level format して復活させました。
いいのか?こんなことで (^^;。
Stripe 機能で Benchmark を計ってみます。結果が歴然なはず、だからね。
まずは Ultra66 で [DTTA-350840(IBM 3.5-inch Hard Disk Drive)] 単体で計測した数値が以下の通り。まっ、こんなものでしょ。
次に FastTrak66 をインストールした直後に Benchmark を計測しました。やっぱり Driver 如何で速度が変わるようです。『システムのプロパティ』の『パフォーマンス』を見てみると「MS-DOS 互換モードのファイルシステムを使用しています」とあるので、INT 13H 単独で動作しているのでしょうから当たり前と言えば当たり前。
で、Driver をインストールして Benchmark を計測しました。やはり速度は上がったようです。もう少し数値が上がることを期待したのですが、CPU 能力(Pentium 233MHz, 440FX)も低いこともあるのでこんなものかな?
最近、Ultra DMA mode 5 に対応した Ultra100、FastTrak100 が出荷されています。私の手元にはそのような高速な harddisk は未だにないので興味はないのですが。
私の購入した Ultra66/Ultra100 についてのリンク。
FastTrak66/FastTrak100 についてのリンク。