[news] GNU Project 関連

GNU(GNU's Not UNIX) Project は、FSF(Free Software Foundation) が主催する UNIX に似た OS をフリーソフトウェアとして開発するプロジェクトの総称です。

• GPL (GNU General Public License)
  GPL は、GNU が提唱しているソフトウェアライセンスです。GPL の基にソフトウェアを開発することによって GNU が定義しているフリーソフトウェアを実現することが出来るとしています。
  開発者に対してライセンスによる制限を多く課していることより、特に従来型のビジネスで反発が多いライセンス体系とされています。
  <GPL/LGPL 関連>
• GNU の提唱するフリーソフトウェア
  GNU のフリーソフトウェアの「フリー」とは「無償」のことではなく「自由」を指します。GNU の考える自由は、Windows で一般的に知られているフリーソフトと比べると、大きなズレがあるのではないかと思います。
  [フリーソフトウェアの定義(GNU)]
• 多くの GNU の成果物
  OS 開発のために作成された GCC(C/C++ Compiler)、Emacs(Editor)、GRUB(Boot Loader) 等、数多くの有用なソフトウェアを公開しています。元々これらのソフトウェアの多くは、開発者が GPL の基に開発したソフトウェアを GNU に提供し、ライセンス元を GNU Project としています。
  ＃肝心の OS の開発は遅々として進んでいないようですが、、、
  [All GNU Packages(FSF/UNESCO Free Software Directory)]
• リチャード・ストールマン (Richard Matthew Stallman、RMS) という人物像
  GNU/FSF の発祥である人物です。初期の Emacs の開発者でもあります。
  彼がいなければ、GNU が定義しているフリーソフトウェアという概念は形成されることはなかったでしょう。
  [ＧＮＵシステムとフリーソフトウェア運動(オープンソフトウェア Web 版)]
  [GNU プロジェクト(GNUプロジェクト)]

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お勧め

• [GNU宣言（GNU Manifesto 1993年改訂）− 日本語版 −(GNUプロジェクト)]
  GNU 宣言は「GNUプロジェクトの初期の頃に、Richard Stallmanが参加とサポートを求めるために書いたもの」です。1985 年の彼の第一声が今と何ら変わっていないことに気づくと思います。

• [GNU's Not Unix! - GNUプロジェクトとフリー�-フトウェア財団 (FSF)]
  GNU の本拠地。

お勧め本

• {フリーソフトウェアと自由な社会 ―Richard M. Stallmanエッセイ集 GNUシリーズ}
  [フリーソフトウェアと自由な社会(アスキー)]
  [FAIFzilla.org]
  2003 年に出版された RMS の著書。原本は FAIFzilla.org でも読むことが出来ます。
• [ＧＮＵシステムとフリーソフトウェア運動(オープンソフトウェア Web 版)]
  {オープンソースソフトウェア―彼らはいかにしてビジネススタンダードになったのか(Amazon アソシエイト・プログラム)}
  [オープンソフトウェア Web 版(www.oreilly.co.jp)]
  RMS が書いた文章もあります。オライリーの好意により web にも日本語訳が公開されています。

用語、特集

• [GNU(ja.wikipedia.org)]
• [フリーソフトウェア(ja.wikipedia.org)]
• [コピーレフト(ja.wikipedia.org)]
• [リチャード・ストールマン(ja.wikipedia.org)]

• [GNUとは 【グヌー】 (GNU is Not Unix)(IT用語辞典 e-Words)]
• [FSFとは 【Free Software Foundation】(IT用語辞典 e-Words)]

• [【特集】History of GNU - GPLとはなにか(MYCOM PC WEB)] (04.04.14)

RMS (Richard M. Stallman)

• [ビル・ゲイツとその他の共産主義者たち(CNET Japan)] (05.02.16)
  [混乱を招くかその危険がある、避けた方が良い言葉と言い回し - 知的所有権(GNU)]
  新しい情報は特に無いけど相変わらずだなや＞RMS。ちなみに「知的財産」と言う言葉で複数の権利を都合良く展開していく手法については SCO の一連と似ている。使い古された手法だけど、効果的なんでしょうな。
  他愛の無い特許でソフトウェアの生殺与奪が著作権者から奪われる仕組みを何とかしないと。
• [Interview Richard Stallman(KernelTrap)] (05.01.04)
  [Interview Richard Stallman(Slashdot.org)]
• [Richard Stallman：世界情報社会サミット報告(japan.linux.com)] (03.12.20)
  ご立腹の様子。
• [RMSインタビュー＠ロージナ茶会(Slashdot.jp)] (03.08.05)
• [RMSの伝記和訳プロジェクト：査読者募集(Slashdot.jp)] (03.07.20)
• [エンタープライズ：Opinion：「SCOの中傷攻撃はGNUコミュニティーを打破できない」とストールマン氏(ZDNet JAPAN)] (03.06.26)
  [リチャード・Ｍ・ストールマン：GNUコミュニティはSCOの謀略には屈しない(Slashdot.jp)]
• [インタビュー番外編：RMSから質問への回答が来ました(Slashdot.jp)] (03.05.28)
• [【特別企画】「真の敵が現われている。自由を守るために行動しよう」─Richard Stallman氏が立教大学で講演(Daily ASCII Linux)] (03.05.02)
  少し遅めな RMS 来日講演レポート（何時も他よりビミョーに遅いな＞ASCII24）。彼の主張は、相変わらず変化が無いようです。RMS が何者か知らない方、お勧め。
• [R・ストールマン講演「ソフトウェア特許は技術の進歩を阻む悪」(INTERNET Watch)] (03.04.25)
  RMS 来日ということで今度は INTERNET Watch のインタビューに答えています。RMS の自由の定義は Hacker レベルの開発者のための自由のような気もしてきました。彼の口からは「マルナゲ」とか「シタウケ」とか言う言葉は出てこないんだろうなぁ。
  理想的な開発やコミュニケーションが大前提である所も気になる。彼の言う「楽しいソフトウェア開発」は理想的な環境でのみ培われるはずだ。果たして今の開発環境は理想なのだろうか。
• [「フリーソフトウエアと自由な社会」(Slashdot.jp)] (03.04.25)
  [RMSの伝記：Free as in Freedom(Slashdot.jp)]
  RMS 来日記念？RMS のエッセイ集の日本語訳出版へ。
• [Free Softwareは「自由なソフト」(Slashdot.jp)] (03.04.23)
  [http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/comp/243177]
  RMS 来日ということで BizTech がインタビュー記事を公開しています。ご本人自体、Emacs や Hurd の開発には直接手を下していないようです。どちらかと言うと、フリーソフトウェア(Free Software) を通じた活動がお好きの様子。
• [Richard Stallman氏がフリーソフトウェアと“GNULinux”について語る─FSIJ主催の講演会開催決定!(Daily ASCII Linux)] (03.04.13)
  [ストールマン来日講演(4/21)への質問募集(Slashdot.jp)]
  教祖様、来日予定。どうやら /.j で独自にインタビューを行う機会が貰えそう。RMS から私の想像を越える答えが出ると楽しいのですが、多分、予想通りなんだろうな。
• [本家インタビュー：リチャード・Ｍ・ストールマン(Slashdot.jp)] (03.04.13)
  チョット古めですが本家の RMS のインタビュー記事の日本語訳。翻訳に携わった方々に感謝します。
• [ZDNN：オープンソースの未来：Richard Stallmanが語る“敵、戦い方、そしてオープンソース運動”(ZDNet JAPAN)] (02.12.10)
  RMS のインタビュー記事。Source を「レシピ」に例えている所が興味深かったです。ニホンジン的には、秘伝（企業秘密）のタレのようなプロプライエタリ（proprietary）な料理の方を好む習性があるので、やっぱり Source は隠した方が、利用者にもコックにも良いのかもしれませんな。ガン告知にも似た所があるのかな。
  真実を見ることが全ての面で正しいとは限らない、とか。ユーザーも企業も、そして開発者も。
• [Richard Stallman氏に習うWord添付ファイルの断り方(Daily ASCII Linux)] (02.01.20)
  [我々はWordファイル添付に終止符を打つことができる(Slashdot.jp)]
• [リチャード・ストールマン・インタビュー：「自由の価値を認識しよう」(HotWired Japan)] (00.04.01)
  憧れ(?)のストールマンの肉声が聞けます。

関連記事

• [GNU信者たち(japan.linux.com)] (04.09.01)
• [レッシグ教授がFSFの理事に(Slashdot.jp)] (04.04.14)
• [Stallman On Free Software and GNU's 20th birthday(Slashdot.org)] (04.01.05)
  [20年経ったフリーソフトウェアコミュニティ：成功を収めるも不完全。今後は…(japan.linux.com)]
• [GNUへの最初の呼びかけから２０周年(Slashdot.jp)] (03.09.27)
  [20th Anniversary of RMS's Original GNU Post(Slashdot.org)]
• [GNU の ftp サイトが 3月以来 crack されていた(Slashdot.jp)] (03.08.14)