[news] UWB 関連
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UWB(Ultra WideBand) は、次世代無線通信として期待されている規格です。
UWB は以下の特徴をもっています。
- 1.5 GHz 幅より上の広帯域を使用
軍用無線、GPS等へ干渉を引き起こす可能性が懸念されています。
- 高速なデータ転送
400M〜500Mbps も可能と言われています。ちなみに USB2.0 は 480Mbps、IEEE1394
で 400Mbps。かなり高速であることは確かでしょう。
- データ転送範囲は 10 M 以内
- 低消費電力
「消費電力はBluetoothの4分の1」と言われています。
- 分裂する2つの陣営
UWB の規格は、現在('05/05)、IEEE にて策定を続けている段階ですが、Intel
陣営が推進している MB-OFDM(Multi Band OFDM) と Freescale 陣営が推進している
DS-UWB(Direct Sequence UWB) とで2分され、纏まることが難しいとまで言われています。
[UWB標準に2つの壁(IDGジャパン)]
- Wireless USB は MB-OFDM を採用
UWB の実装の一つである Wireless USB ですが、IEEE で策定段階中にも係わらず、05.05.24
に仕様を公開しています。Intel が推進している規格である MB-OFDM を採用しています。
<Wireless USB 関連>
<無線 LAN 関連>、<Bluetooth 関連> 辺りも参考になるかもしれません。
お勧め
用語、特集
IEEE 802.15.4a
- [UWBの国際標準,産学連携で日本が主導(IT Pro)] (05.05.13)
<[news] ZigBee 関連>
情報通信研究機構 (NICT) が如何にして国際標準である IEEE 802.15.4a の採用に漕ぎ着けたか、インタビュー記事が掲載されています。
日本企業は多くの特許を取得している割には国際標準の輪に加われていない理由として、コストの問題上、規格に多くの人材を投入できない状況があるようです。規格は、最終的には多数決で決まるので、多くの人材を投入できない日本企業に不利に働いてしまうようです。今回、国の機関である
NICT がその標準化の手助けを行うことで日本国に優位な仕様を制定することが可能になった、ということが記事になっています。
分裂する UWB 規格
関連情報
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