[M.D.L] Bochs で NT4 をインストール

はじめに

Bochs 2.0.pre2 にて Windows NT4 日本語版を Install してみました。ホスト OS は Windows 2000 です。

Bochs については <Bochs とは> が参考になるかもしれません。

結果：△？

前回の <Bochs で Windows 95 をインストール> とほぼ同じ方法で Install 出来ました。ただ出来たことは出来たのですが、「CD-ROM を挿入していないと BSoD」、「音楽 CD が入っていると CORE 吐き」等、不安定材料が多いのが特徴です。Service Pack でも当てれば安定するのかもしれませんが、面倒くさいのでやりませんでした。

作業手順

1. 最低限の環境を設定します

DLX Linux(./dlxlinux) と同じ Directry 構成で Windows NT4(./nt4) を作成し、そこに設定ファイル bochsrc.txt を作成します。作成した bochsrc.txt は以下の通り。

殆ど <Bochs で Windows 95 をインストール> の時と変わりませんが唯一、user_shortcut の項目を増やしました。後々説明します。

## bochsrc.txt for Windows 95
## bochs-2.0.pre2

# ROM
romimage: file=../BIOS-bochs-latest, address=0xf0000
vgaromimage: ../VGABIOS-elpin-2.40

# memory
megs: 64

# storages
floppya: 1_44=a:, status=inserted
#floppya: 1_44=a:, status=inserted
#floppyb: 1_44=b:, status=inserted
diskc: file=512m.img, cyl=1040, heads=16, spt=63
cdromd: dev=z:, status=inserted

#boot
#boot: floppy
boot: disk
#boot: cdrom

#log
log: bochsout.txt

#keyboard
keyboard_serial_delay: 250
keyboard_paste_delay: 100000

#ips
ips: 1000000

#mouse
mouse: enabled=1

# user_shortcut
user_shortcut: keys=ctrlaltdel


ちなみに私のホスト OS 環境では A: に Floppy、Z: に CDROM があります。ips はいい加減です。

2. Harddisk Image を作成します

<Bochs で Windows 95 をインストール> と同様です。というか面倒くさいのでそのまま Format して使いました。もちろん NTFS で Format。

3. CD Boot にて SETUP 実行

NT4 の CD はそのまま Boot 出来、Install が行えます。ログイン画面まで困ることは無いでしょう。

4. Install 後、Logon 出来ない刑にかかる

ここまでは調子良く Install 出来たものの、ここから先、Logon 出来ない状態に陥りました。[Ctrl]+[Alt]+[Del] キーを押すと、Host OS が反応してしまい、Guest OS までには届かないからです。

ここで 1. で設定した user_shortcut を使うことになります。

Window の上の [USER] ボタンを押すことで予め設定したキーデータを送ることが出来るのです。これで難なく Logon 出来るはずです。