[M.D.L] VESA BIOS Extension(VBE) について

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VESA BIOS Extension(VBE) は、VESA(Video Electronics Standards Association) が制定した VGA 以上の高解像度表示を行う BIOS の仕様です。


VBE の歴史

VGA 規格は IBM が開発し、長年その仕様が守られつづけています。それが故にどのような Video board でも VGA BIOS より定義された API を使用することで、Video board の区別無く、Video memory を制御出来るのです。

その後 Video board は、Windows の影響もあり VGA より更に高画質を実装することになります。が当時、各社独自の方法で進化してしまった関係上、統一した Video 制御が出来ませんでした。Windows の場合は、各社独自に Driver を開発することで高画質を実現することが出来ましたが、それ以外の OS では長らくサポートすることが出来ませんでした。

このような状況で VBE の開発が行われることになります。

VBE ではフレームバッファを操作する統一的な API を定義しました。Vidoe board 各社、VBE をサポートすることにより、独自の Driver を作成することなく Video 制御が可能になります。

#なるはずでしたと言った方が良いかも知れません ;-(。


VBE と Linux

起動時にペンギンロゴが見えたらフレームバッファが使われています :-)。


UGA (Universal Graphics Adapter)

UGA は、現在 Microsoft 社が開発中の次世代標準ディスプレイ仕様です。

その後、VBE は、結局 VGA ほど確立した仕様となり得ず、市場要求によりバージョンを上げることになります。VBE 3.0 よりプロテクトモードからも直接アクセスできるようになりました。この機能を実装したことにより VBE 3.0 をサポートした Video board は、仮に Windows XP 用の独自 Driver が無かったとしても高解像度で表示できることになりました。この環境下では VgaSafe という Driver が動作しています。

UGA ではバラツキがあった VBE の仕様を統一する目的と、VGA というレガシーな規格を排除する目的のために仕様を考案中している最中です。次の OS(Longhorn?) でサポートしたいと考えているようですが、どうなることやら。


各 Virtual Machine での VBE 対応

[VBEI version 1.00(Vector)] にて各 Virtual Machine の VBE 対応状況を調査しました。


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