この page では VMware の仮想 disk のサイズを増やす方法について記載しています。
ほぼ FAQ と化しているこのネタですが、VMware 側も単純に仮想 disk を増やす方法は無いとの見解らしいです。本家に以下の page がありました。
私はバックアップツールでサイズ変更を行い、問題が無いことを確認しています。
この方法は VMware 3.2 でも通用することを確認しています。
以下の手順にて仮想 disk を 4.0GB → 8.0GB に増やしました。
Host OS は Windows 2000 SP4、Guest OS は Windows 2000 です。
増設と言ってもそれは仮想 disk で物理的に増やすわけではないですよ。
Norton Ghost 2002 の起動用 Disk を使用して起動します。
『Local』→『Disk』→『To Disk』の後、」License Key 入力後 Source drive を 1 に Distination drive を 2 に設定、Disk copy を開始。問題が発生しなければ 8.0GB の Harddisk に OS Image がコピーされているはずです。
disk to disk コピー終了後、新しい disk に切り替えましょう。
これでハードディスクの交換が終了しました。無事、起動することが出来ましたら元の仮想 disk は削除しておきましょう。
作業手順は Norton Ghost とほぼ同じです。Drive Image 2002 の場合は Bootable CD に対応していますので、そのまま Boot させることが出来ます。
Boot 出来ない場合には Boot 用の Floppy を作成することをお勧めします。デフォルトの BIOS 設定では CD Boot が HDD Boot より後になっていますので何も考えていないと HDD か Boot してしまいます。Guest OS の BIOS 設定を変更することで CD Boot が可能になります。
#ここからが本番 =)
上記のソフトウェアはよく出来ていますが、有償です。そこで無償でなんとか増強出来ないか試行錯誤してみました。結論からすると今から説明する方法は推奨出来ません。かなり失敗や危険を伴う方法ですので、通常ならば上記のソフトウェアを使用することをお勧めします。
唯一、利点を挙げるとするならば、Linxu 等の partition image もサポートしているため、Windows 以外の Guest OS では役に立つ可能性があります。その程度です。
手順は以下の通り。
この手順は上記の Norton Ghost と同じです。
Knoppix は CD Boot の出来る Linux distribution の一つです。OS を Harddisk に Install することなく起動出来ることが特長です。以下より ISO Image を Download します。700MB 程度と非常に大きい Image なので、気をつけてください。最近では雑誌のオマケにも付いています。
Knoppix の情報については <Knoppix(LiveCD Linux) 関連> でも取り扱っています。
上記でも説明しましたが、デフォルト状態では HDD からの起動が優先されてしまい、CD 起動が出来ません。Guest OS 内の BIOS の設定を変更することで CD 起動が可能になります。
ちなみに CD-R に焼く必要性はありません(もちろん焼いてもいいんですよ)。CD-ROM の『接続』設定で『ISOイメージを使用(I):』で Download してきた ISO イメージを指定してあげれば CD-R に焼かずとも Boot 出来ます。[VMwareでISOイメージを使ってLinuxをインストールするには(@IT)] が参考になるでしょう。
『KNOPPIX』→『Root Shell』にて Root shell を起動します。以後の作業は Root でなければ権限が足りません。Root 権限を得るには Root Shell の起動が必要になります。
SCSI 接続ならばコピー元が「/dev/sda」、コピー先が「/dev/sdb」と認識されているはずです。QtParted から確認出来ます。
QtParted は Root Shell から以下のコマンドを実行します。
# qtparted &
この時点で不用意に「/dev/sdb」をクリックしてしまうと QtParted が落ちます。注意しましょう。
覚悟が完了しましたら dd で harddisk の image copy を行います。 Root Shell から以下のコマンドを実行します。
# dd if=/dev/hda of=/dev/hdb
20-30 分位掛かります。気長に待ちましょう。
待っているあなたに明日役に立つわけが無いトリビアを一つ。[UNIX 用語 由来/読み方辞書 version 1.6 (Feb 13 1995)] によると dd の名前の由来は「 "Convert and Copy"の略で cc としたかったが、 既にそれは存在していたので dd になった」とのこと。2文字ですからねぇ。
最新の QtParted (v0.32) では NTFS の partition 拡張に対応していますので resize してみます。
dd で copy しただけだと 4.0GB の partition がそのまま copy されるだけなので美味しくありません。QtParted にて 4.0GB → 8.0GB へ partition 拡張を行います。
QtParted を起動し /dev/sdb の partition を resize します。
ここで絶妙な partition の resize が必要になります。8.0GB 全部を resize すると意図不明なエラーになってしまいます。そこで全部を resize せずに8MB 程度空けて resize すると正常に resize 出来るようになりました。理由はわかりませんが多分 NTFS の仕様に由来しているのでしょう。
QtParted の作業が終了しましたら、速やかに shutdown しましょう。
この手順も上記の Norton Ghost と同じです。
ちなみに再起動後、NTFS が壊れたと認識するらしく Windows 2000 起動中に chkdsk が入ります。特に問題は無いようですが、本当に問題無いかは不明です。今後の更なる QtParted の発展を期待しています =)。
この方法は良くないです。
ここでは敢えて成功例のみを記載しましたが実際の所、失敗だらけです。FAT32 の resize はうまく動作しませんでした。今後、QtParted (というより GNU Parted の方かな) が進化してこれらの問題点が少なくなってくれることを期待しつつ、Knoppix (というより Linux かな) は面白いなあ、ということで。
オモチャとしてはどの方法よりも面白い =)。是非、体験を。
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