[M.D.L. 今機器] USB Floppy

USB Floppy

特に note では重宝される USB Floppy での動作確認を行っています。

使用した USB Floppy は、ジャンク屋さんで購入した note の OEM 品。「FlashBuster-U」として認識しました。現在販売されている USB Floppy の殆どは Y-E DATA の OEM 品ですので、同一の結果が期待できます。

USB Device Information

Summery

Vendor ID / Product ID	0x057b(Y-E Data, Inc.) / 0x0(FlashBuster-U Floppy)
Manufacture string	"Y-E Data, Inc."
Product string	"FlashBuster-U Floppy"
Power	500mA (Bus Powered)
Class / SubClass / Protocol	0x08 (Mass Storage) / 0x04 (UFI) / 0x0 (Control/Bulk/Interrupt)
Endpipe (total=3)	0x81 (Bulk-IN), 64byte
	0x02 (Bulk-OUT), 64byte
	0x83 (Interrupt-IN), 2byte

動作状況

Windows 98/SE/ME/2000/XP は、標準で USB Floppy driver をサポートしています。USB Floppy の動作が安定している理由に、早期に Driver が付属していたことが挙げられると思います。

[USB FDD は Mac OS X で 使えますか？ (Y-E DATA)] より、Mac OS X 10.1 以降で標準サポートされているそうです。

Fedora Core 1 では USB Storage class として認識しているようです。

• <plug-in 時の dmesg>
• <lsusb -vv の出力結果>
• <usbview の出力結果>

Turbolinux 10d では USB Storage class として認識しているようです。ちなみに 10d では default で mtools が組み込まれていません。mtools を使用する場合には download して組み込む必要があります。

• <plug-in 時の dmesg>
• <usbprobe の出力結果>

動作確認手順

Floppy の動作に関しては <[LHR(Hardware)]: FDD> でも取り扱っています。

通常の Floppy とは異なり USB Floppy は、/dev/sda1 として認識しています。このままでは mtools を使用できませんので「/etc/mtools.conf」を変更しました。

drive a: file="/dev/fd0" exclusive mformat_only
#drive b: file="/dev/fd1" exclusive mformat_only
drive b: file="/dev/sda" exclusive mformat_only

これで mtools にて USB Floppy が操作できることを確認しました。

参考にした page

• [Slim-FBU YD-8U10(Y-E DATA)]
  [Details for Y-E DATA FlashBuster-U(Linux-USB device overview)]
  今回使用した USB Floppy は多分、この製品の OEM 品。

• [USB接続のフロッピーディスクドライブを使うには(@IT)]
  USB Floppy は /dev/fd? ではなく /dev/sd? (SCSI device) として認識されるので mount も /dev/sd? で行うとの記載があります。
• [システムの設定と基本操作- システムを再設定しよう(Vine Linux)]
  mtools にて USB Floppy を扱うために /etc/mtools.conf の設定を「drive a: file="/dev/fd0" exclusive 1.44m mformat_only」→「drive a: file="/dev/sda" exclusive 1.44m mformat_only」に変更する必要があるそうです。
• <[M.D.L] VMware 3 の Hardware サポート状況 (Windows 編)>
  VMware 3 にて USB Floppy の動作確認を行っています。

• [ワイ・イー・データとティアックが、USBを使ったFDD規格を発表(PC Watch)]
  USB Floppy は Storage class の UFI(USB Floppy Disk Interface) にて動作しています。この UFI という規格は Y-E DATA と TDK が考案したもので、現在の USB Floppy の殆どはこの規格に沿って開発されています。USB Floppy の殆どが Y-E DATA の OEM 品という理由もあるのですが。
• [Approved Device Class Document Download(USB.org)]
  USB.org より UFI の仕様書（Mass Storage UFI Command Specification 1.0）が Download 出来ます。
• [USB Floppy Disk Drive FAQページ(Y-E DATA)]
  Y-E DATA の FAQ 情報。

History

• 04.06.13 : USB Device Information を追加。
• 03.11.16 : 初公開。