[M.D.L] VMware 4 で Vine Linux 2.6r1 をインストール

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はじめに

VMware 4.01 にて Vine Linux 2.6r1 をインストールしてみました。

インストール手順については本家の [Red Hat Linux 9.0(VMware)] を参考にしています。VMware 4 についての情報は <[M.D.L] VMware 4 My First Impression> を、VMware 全体の情報は <VMware 関連> をどうぞ。

Vine Linux 2.6r1 on VMware 4.01 で見る My Homepage

インストールで気になった点

Install 後、起動すると panic になる (起動しない)

VMware 3 時代から既知の現象です。次辺りで修正してくれると良いのですが、、、
私は Vine Linux 起動前に以下の方法を行うことで回避しています。

  1. IDE 接続されている CD-ROM デバイスを SCSI に代える(削除も可)
  2. lilo で「linux acpi=off」を設定し起動する
    起動後、lilo.conf に append="acpi=off" と設定すると、起動毎に設定する必要が無くなって良いかも。恒久的に解決するなら Linux Kernel を update することをお勧めします。VMware Tools を使用するにも必要ですし。

Linux Kernel を update する

Linux Kernel を最新の version に置き換えることによって「acpi=off」を設定する必要がなくなります。また VMware Tools の Install にも必要になりますので是非チャレンジをしてみてください。以下の例では apt-get による設定について説明していますが、多分、自分で kernel の rpm を取ってきて update した方が早いんじゃないかと、後で気がつきました ;-(。

  1. apt-get の設定を行います
    私の環境では apt-get が上手く出来ませんでした。どうも Ring Server の Tenbin の調子が悪かったようなので「」/etc/apt/sources.list の設定の「http://www.t.ring.gr.jp/」→「http://ring.asahi-net.or.jp/」に書き換えちゃいました(ごめんよ朝日ネット)。
    「apt-get update」が動作しているようであれば問題ありません。
    関連情報:[RPM/APTによるパッケージ管理 APT - Advanced Packaging Tool(Vine Linux)]
  2. Kernel の update を行います
    #そろそろスナップショットでも取っておきましょうね。重要ですよ。
    まず Install 出来る Kernel のリストを表示します。

    # apt-get update kernel

    今現在(03.08.03) の最新 Kernel は「2.4.20-0vl29.1」のようでした。こいつを Install します。

    # apt-get update kernel#2.4.20-0vl29.1

    次に SCSI Disk として Install してしまった都合上、以下のコマンドを実行しなければなりません。

    # mkinitrd /boot/initrd-2.4.20-0vl29.1.img 2.4.20-0vl29.1

    なにやら warning が出力されましたが、ここは無視します。多分、大丈夫、じゃないかなあ。
  3. LILO の設定を変更します
    [Kernel Upgrade/Configure Guide for Vine(Vine Linux)] の「LILO の設定」を参考に lilo.conf の設定を変更します。/sbin/lilo の実行を忘れずに。
  4. Kernel Header を update します
    VMware Tools で必要になります。以下のコマンドを実行します。

    # apt-get install kernel-headers
  5. いざ、Reboot!
    作業は全て終了しました。起動できるとイイですね :-)。
    動作してないようであれば「復元」してやり直すか、諦めましょう(ぉぃ。

VMware Tools を使わない高解像度 X Window の設定

敢えて VMware Tools を Install を行わずとも高解像度の X Window の設定は可能です。安定派なあなたならこの方法がお勧め。方法は至って簡単。X Window の version を上げるとデフォルトで VMware がサポートされますので、この状態で再設定を行います。

  1. X Window の update
    X Window だけ Install することも出来ますが、ここは一気に apt-get で解決しましょう。
    #なんかすげー沢山 warning が出力されるんだけど気になるなあ、、、

    # apt-get upgrade
  2. X Window の設定
    X Window の設定を行います。カードのリストでは「VMware Virtual SVGA」を選択します。検出したりチェックしたりするダイアログに関しては全てスキップしてください。色数が 8/16 bit だと文句を言われるかもしれません。24bit のみ設定した方が良いかもしれません。エラーが発生した場合、/etc/X11/XF86Config-4 に設定ファイルがあるのでこれを手動にて編集しましょう。

    # Xconfigurator

    Xconfigurator で VMware Virtual SVGA を選んでいる画面
  3. startx!
    何も問題が無ければこれで問題無く起動出来るはずです。

VMware Tools の Install

#どうしてもやります?「VMware Tools を使わない高解像度 X Window の設定」の方が安定してますよ、多分。

  1. 上記の「Linux Kernel を update する」の作業を行います
    特に kernel-header は必要になります。
  2. VMware Tools を Install します
    1. で問題が無ければ [Enter] キーを押すだけで設定は終了します。その時の Log を貼り付けておきます → <vw4_vine26r1_inst.log>。
  3. X Window の設定を行います
    FontPath に日本語 Font への path を設定し、module を FreeFont から xtt に変更します。この設定を忘れると問答無用で落ちます。一応、動作した時の設定ファイル /etc/X11/XF86Config-4 を置いておきますが、参考にしない方が良いでしょう → <XF86Config-4.vw4vine26r1>。
  4. startx!
    何も問題が無ければこれで問題無く起動出来るはずです。

VMware Tools の自動実行

Window Maker ではうまく自動実行出来ていません。情報募集中。


関連情報


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