ブラウザのプラグイン特許問題

この page では、Eolas 社が保有する web Browser の plug-in に関する特許の侵害について纏めています。

ブラウザのプラグイン特許問題とは、Eolas 社が取得した特許「HTML 内に組み込まれた plug-in を自動的に起動するための手法*1」に関する問題点のことを指しています。以下の条件をすべて満たすと今回の特許に抵触する可能性があります。

  • 同一 HTML 内に Flash や Acrobat Reader や動画等を組み込むよう記載
  • 自動的にアプリケーションが起動し表示した場合

この Eolas 社のプラグイン特許は Internet Explorer に限らず Netscape や Opera など様々な Browser に影響があります。

Microsoft 社はこの特許に対して特許性を認めておらず、現在、Eolas 社は Microsoft 社を相手取って特許侵害を行っている IE の出荷停止と特許侵害に対しての賠償を求めた裁判を行っています。裁判の行方次第ではブラウザ全体の仕様変更、もしくは特許料の徴収に応じなければならない可能性があります。

関連情報

特集記事

Eolas 年表

  • 06.04.12 : MS より半強制的に Eolas 特許回避パッチが適用される
    「緊急」扱いで Windows Update 経由よりパッチが配布されています。緊急扱いなのでほぼ半強制的に適用されると思って間違いないでしょう。
    • MSKB:912812 [MS06-013] Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム
    • MSKB:912945 Internet Explorer の ActiveX 更新プログラム
  • 06.03.01 : MS より Eolas 特許回避パッチが配布される
    Eolas 社の特許回避のためのパッチを公開しています。Windows Update でも入手可能になっていますが、セキュリティ対策とは異なりオプション扱いとして適用することが出来ます。
  • Microsoft 社が示す特許回避策 ('05/12 に再浮上)
    IE7 や '05/12 以降に出荷する Windows に影響が出るらしい。裁判の行方次第では、もしかして Windows Update による強制更新も有り得るかも。
  • Microsoft 社の特許侵害を認める判決 ('03/10 判決)
    話の発端はこれです。Microsoft 社はこの特許侵害により 5 億 2100 万ドルの支払い命令を受けています。Microsoft 社はこの判決を不服とし、控訴する方針を明らかにしています。この裁判に関しては不明瞭なことが多く、以下の記事によると「裁判所が先行技術や類似の技術についての議論を認めなかった」とあります。

各社の Eolas 特許回避パッチ回避方法

Microsoft

  • web page の書き換え
    ActiveX コントロールを利用する page の書き換えを提示しています。今の所、この方法がもっとも有力です。
  • 限定パッチの適用
    06.06.30 までの限定で ActiveX 更新プログラムの動作を無効にするパッチを別途 MS が配布しています。ユーザー側の適用ですので多くの場合、現実的ではないかもしれません。
    • MSKB:917425 Mshtml.dll に関する Internet Explorer ActiveX 互換性修正プログラム

Adobe/Macromedia

Apple

対象は QuickTime。Safari 等には言及無し。特許料を払っているのか、はたまた高みの見物なのか。

Mozilla.org

'03/10 から特に大きな動きは無い模様。

RealNetworks

News

米国特許商標局(USPTO)は Eolas 側のプラグイン特許を再び支持 (05.09.28)


米 Microsoft 社、Eolas 社のプラグイン特許侵害訴訟で敗訴 (03.08.11)

事の発端の事件。



*1 "Distributed hypermedia method for automatically invoking external application providing interaction and display of embedded objects within a hypermedia document"

Last-modified: 2006.04.19 (水) 06:19:54 (4723d)