アクティブ型投資信託 (アクティブ運用)


'10/05現在、既に更新を止めています。今となっては古い情報になっています。現在も更新を続けている他のサイトを活用することをお勧めします。 投資信託/活用リスト


アクティブ型投資信託は、インデックス運用より上の成績を目指す運用を行います。

特徴としては以下の通り。

  • ファンドマネージャーの重要性
    ファンドマネージャ(FM)は、ファンドでの資産運用の決定権を握る代表のことです。特定のマネージャが判断するパターンとチーム制によりチームで判断する場合の2通りあります。
    インデックス運用とは異なり、アクティブ運用は目論見書に記載している投資方針に基づいて FM の判断で資産の売買を行います。FM の判断次第で運用状況が大きく変わります。インデックス運用よりも運用効率を上げるため資産(銘柄)を絞り込んで集中投資を行う場合が多いのですが、この場合、運用でミスをしてしまうと運用益が大きく減ってしまうリスクが付きまといます。
  • 様々な運用方針
    株の場合、割安株、成長株、配当株、小型株、低位株など様々な投資方法があります。FM はこの投資方針に基づいて資産運用を行います。
    どの運用方針も一長一短があるのでお勧めするのが難しいのですが、常にインデックス運用を超える投資方針は無いのではないかと考えています。つまり長期運用では、アクティブ運用はインデックス運用を上回ることは出来ないのではないかと考えています。
  • 高いコスト
    アクティブ運用は、インデックス運用と比べコストが高めです。
    インデックス運用の場合、インデックスに沿う形で売買を行うので人件費が少なくて済みます。アクティブ運用の場合、FM 以外にもアナリスト等、資産売買を行うための情報を揃える必要があるため、その分、コストが掛かります。
    これらのコストは信託報酬として純資産の中から日々差し引かれます。
  • インデックス運用を超えることの難しさ
    アクティブ運用は、常にインデックス運用の低コスト分だけ多く運用益を出さないとインデックス運用を上回る運用が出来たとはいえ無いでしょう。日本株のアクティブ型投資信託の信託報酬は 1.3% 程度が平均なのに対し、ETF では 0.2% 程度で済みます。つまり常に 1% を上回った運用を行わないとインデックス運用と同等の運用益を出すことが出来ないのです。
    短期間ならそれも可能かもしれませんが、長期運用に於いてはかなりの難題だと思われます。

関連情報

ファンドマネージャー


Last-modified: 2010.05.04 (火) 22:54:29 (5197d)