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回転数

回転数は、ハードディスク内の円盤を回すモーターの回転速度のことを指します。単位は RPM*1、一分間で何回回転したかを示しています。

数値が大きいほど円盤を回す速度が速いことを示し、データ転送速度が向上します。例えば 5400rpm と 7200rpm を比較した場合、7200rpm の方が回転数が速く、同じ時間でより多くのデータを引き出すことが出来ます。

用語

15,000rpmオーバーのHDDが登場しない理由

技術的には不可能ではないとされていますが、容量・コスト・パフォーマンスのバランスを考えると、現状が現実的な所だとされています。回転速度以外でも Cache バッファやSeek 速度等、トータルに考えないと全体の速度は上がらないとのこと。

伊勢雅英の最新HDDテクノロジ探検隊 [後編] (Enterprise Watch, 05.04.27) の「15,000rpmオーバーのHDDが登場しない理由とは?」によると、回転速度を上げるには回転させるパワーが必要で「一般にそのパワーは、ディスク半径の2乗、回転速度の3乗に比例」するとしています。よって回転数を速くすることにより、円盤の半径を小さくせざるを得なくなり、半径が小さくなるということはその分、記憶容量が減ることになります。また消費電力や発熱も無視できなくなりますし、回転数に見合った Seek 速度も考慮する必要があります。


*1 Revolution Per Minute

Last-modified: 2005.06.01 (水) 05:59:36 (6905d)