VMware Workstation 5.5 †
VMware Workstation 5.5 (VMware 5.5 と略) は 05.11.29 に公開された VMware の最新バージョンです。
VMware 5.5 の新機能としては以下の通り。
- VMware Player (1.0.0 build-18463) の付属 (新規)
VMware Player は、無償で公開している VMware の OS Image 再生ソフトウェアです。
主な利用方法としては VMware 5.5 で作成した OS Image を VMware 5.5 を持っていないユーザーに試してもらうことを目的としています。
→ VM/VMware/VMware Player
- 64-bit Guest OS 対応 (新規)
32/64-bit Host OS 上から 64-bit Guest OS が実行できるようになりました。この機能により慣れ親しんでいる 32-bit 環境下で 64-bit OS 開発・動作確認が出来るようになりました。非常に強力な機能なのですが、実行出来る CPU が限られてしまう問題点があります。
詳細については 64-bit Guest OS をサポート可能か調べる方法 に纏めてあります。
- 2-Way Virtual SMP のサポート (新規、実験的なサポート)
Guest OS 内でも仮想的に SMP が使用できるようになりました。VM の設定で『仮想プロセッサ』の数を『1』→『2』に変更することで設定が有効になります。
Multiprocessor をサポートしている OS 上で動作させると CPU があたかも 2 つあるように見えます。ただしこの機能も(64-bit Guest OS 程では無いですが)CPU を選びます。
VMware 5.5 で 2-Way Virtual SMP 環境が使用できる CPU は以下の通り。間違っているかもしれないので正確に知る必要があるならば VMware のマニュアルにて確認してください。
- Hyper-Threading 機能が有効である 1 つの Processor
- Dual core 機能が有効である 1 つの Processor (HTT との併用は不可)
- 2つ以上の Multiprocessor
- Guest OS の追加 (追加更新)
新規追加で目新しいのは Turbolinux 10 Desktop*1、Ubuntu Linux 5.10、SUSE Linux 10.0 辺りでしょうか。サポート Guest OS のリストは Installing Guest Operating Systems で確認できます。
関連情報 †
64-bit Guest OS をサポート可能か調べる方法 †
現段階で 64-bit Guest OS をサポートする場合、Intel/AMD 社の最新の CPU を必要としています。
VMware 5.5 で 64-bit Guest OS 環境が使用できる CPU は以下の通り。特に VT をサポートしている Intel 製 CPU は、現状('05/12)では殆ど出回っていないので注意が必要です。
- AMD Athlon 64, revision D or later
- AMD Opteron, revision E or later
- AMD Turion 64, revision E or later
- AMD Sempron, 64-bit-capable revision D or later (実験的なサポート)
- Intel EM64T VT-capable processors (実験的なサポート)
→ CPU/システム仮想化技術/VT
VMware では 64-bit Guest OS をサポート出来るかどうかを判断するプログラム「Processor Check for 64-Bit Compatibility(Download VMware Workstation にあります)」を配布していますのでこれを利用してください。
News †