ReadyDrive †
ReadyDrive は、Windows Vista に実装されている HHD(Hybrid Hard Drive) を活用した省電力機能です。
HDD 内に専用のフラッシュメモリを実装し、cache 代わりに利用することで省電力化と高速なアクセスを可能としています。
- HDD/term/HHD
HHD は、フラッシュメモリを実装した HDD です。フラッシュメモリを制御する専用の命令を実装しており、この命令を通じセクター単位で読み書きの制御を行います。よってこの命令を使わない限りは通常の HDD と同じ動作しか行いません。
- HDD/term/Robson
Robson は、Intel 社が開発しているフラッシュメモリを使用した省電力機能です。mini PCI スロットに専用のフラッシュメモリを実装します。HHD と異なり一般的な HDD をそのまま使用することが出来ますが、Robson を埋め込む専用のスロットを必要とします。また Robson には Intel 社製のフラッシュメモリを使用しなければならず、コスト高になる可能性も指摘されています。
Vista では、専用ドライバより ReadyDrive と ReadyBoost に対応する予定とのこと。つまり Vista 標準機能からは外れてしまったということなのでしょう。
- Vista での利用方法
ReadyDrive では、NV Cache の領域を使用用途に分別し最適化を行います。NV Cache が 256MB の場合、想定される使用用途は以下の通り(参考:ReadyDriveとは(Tech-On!))。
- ブート・ファイルまたはハイバネーション用のイメージ (64MB)
- パソコン・メーカーが組み込むアプリケーション・ソフトウェア (78MB)
- 読み出しキャッシュ (82MB)
- 書き込みキャッシュ (32MB)
- Vista の Premium Logo 取得には必須項目に
ノート PC (重さ1.814kg以上のもの) で Premium Logo を取得する場合、HHD が必須になります。ただし 07.06.01 以降という時限措置有り。
- pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20060913/247962/
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