Google AdWords

Google AdWords は、Google が行っているオンライン広告サービスです。

Google は、Google の検索結果 page に、広告主のオンライン広告を掲載しています。広告主は、最適なキーワードを指定し、利用者のニーズに合った商品を掲載することが出来ます。

Google AdWords の特徴としては以下の通り。

  • 検索キーワードによる絞込み
    検索キーワードを絞り込むことにより、顧客のニーズに合った広告を表示させることが出来ます。よって絞込みによって広告の効果が左右されることになります。
  • クリック単価による課金
    クリック数でのみ課金されます。また上限を設定出来るので費用の計算がしやすいはずです。効果が現れない場合、キーワードの再考も行いやすいでしょう。
    初期費用が \507- (初期費用 \500- + 1 クリック \7-) で始められることも魅力かもしれません。
  • 厳格なガイドライン
    Google では掲載する広告に対し、厳格なガイドラインが設けられています。このガイドラインは利用者の利便性を図ったものが殆どで、Google の質の高いオンライン広告を目指す姿勢が伺えます。
    編集ガイドライン (Google)
  • 広告の掲載順位
    Google ではクリック率が低いオンライン広告の場合、掲載順位を下げる仕組みをとっています。利用者の興味の湧かない広告を目立たなくすることで、利用者の利便性を図っています。
  • 利用者主体の広告表示
    以下の例ではmGoogle は「ポップアップ広告は表示しない」と明言しています。結局、この事件はスパイウェアの類が無理矢理検索結果より表示していたのが原因だったようですが、この事件を見ても如何に Google が利用者側の立場になってサービスを行っているかが分かると思います。
    「ポップアップ広告は表示しない」とGoogleが明言 (from archive.org)

検索時のキーワードと広告キーワードが一致した時に、控えめな広告が出ます。通常のバナー広告と比べると検索の阻害にならない程度に広告を出す所なんかは、好感持てます。

Google AdWords のサポート体制の問題点

Google AdWords で広告を出していた所、悪意のあるクリックによる被害にあったようで Google から巨額な広告請求額を要求されたらしい。問題なのはその後の顧客サポートで、以下の指摘をされています。

  • 「悪意のあるクリック」による被害から顧客を守れていない
    Google 側の対応を見る限り「悪意のあるクリック」かどうか判断が殆ど出来ていない状態のようです。後々、調整金という形で返金するシステムがあるようですがそれに対しても不透明なままで不信感を募らせています。
    こんな状態で広告を出し続けるのは危険であると判断されても致し方ないでしょう。
  • 満足の行く顧客サポートが受けられていない
    上記の blog によると調整金に対してかなり苦労をしています。金銭が絡む話なのにこの低落なのは法人として失格ではないでしょうか。
  • サポート連絡先が E-Mail と FAX のみで電話が使えない
    電話による連絡が出来ないことに強い不信感を抱いているようです。今回のように広告費が異常に釣り上がれば顧客側からすれば一刻も早く連絡を取りたいと思うでしょう。2、3千円程度の被害であるならば致し方ない気はしますが、今回はそれなりの金額(月平均20万程度だそうです)は支払っているのだがら、それ相当のサポートをすべきでしょう。

Google/四方山話/Google の暗黒面 でも扱っていますが、Google の法人としての顧客サポートは低いと言わざるを得ません。まるで一時期の Y!BB を思わせます。Google の様々なサービスは確かに良いものばかりですが、金銭の絡むような信用を必要とするサービスは受けたくないな、というのが私の感想です。

これが「名無しさんビジネス」なのかもしれませんね。

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Last-modified: 2007.06.24 (日) 15:07:55 (6149d)