ラップ口座 (SMA, Separately Managed Account)


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ラップ口座は、富裕層をターゲットにした資産運用サービスです。

  • 最適なポートフォリオの構築
    ラップ口座は、担当マネージャーがポートフォリオを組み立てます。資産運用ではポートフォリオの組み立てが重要とされています。
    ポートフォリオの組み立てには顧客の取り得るリスクと希望するリターンによって資産の配分が異なります。リスクを多く取れる方なら高いリターンを期待できるポートフォリオに、リスクを少なめにしたい方には安定した資産を中心としたポートフォリオを組み立てます。半年から1年を目処にリバランスも行います。
  • 高い初期投資額
    ラップ口座は1万円から始められる投資信託とは異なり、初期投資に1000万円前後の資金が必要になります。富裕層向けのサービスですので、誰でも受けれるサービスではないようです。ただし退職金等の活用を狙ったプチ富裕層を目当てに、初期投資額を下げる傾向にあるようです。
  • 高い運用コスト
    組み入れる資産の多くはSMA専用の投資信託を活用します。SMA専用の投資信託の信託報酬自体は、一般向けに販売している投資信託より安価なものが多い。しかし、ラップ口座の場合、ラップ口座を維持するための費用が別途掛かるのでその分のコストを考慮すると、全体では年間2〜5%前後の信託報酬を支払うことになります。
    2%のコストは相当高いです。

このサービスの利点は、資産運用に携わることなく担当に資産運用を一任することが出来ることでしょう。一任するためのコストを利益の根源としているので、全体としてコスト高になってしまうのは仕方の無いことかもしれません。

私は、時間があって資金が少なめであるのなら自分で最適なポートフォリオを組んでみることに挑戦してみてもいいんじゃないかと思います。ポートフォリオの組み立て方は書籍で調べるなり、もしくは401kで活用されているバランス型投資信託あたりを活用してみては如何でしょうか。面白いですよ。

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Last-modified: 2010.05.04 (火) 23:04:27 (5103d)