日本株に対してTOPIX + αを目指す運用を行うアクティブ型投資信託リスト †
私が目に付いた投資信託をリストアップしています。各銘柄をお勧めしているわけではない所に注意してください。 この分野のアクティブ型投資信託の特徴は、TOPIX とほぼ同じ銘柄で固めていることより過去の運用実績が TOPIX を大きく外れていないこと、他のアクティブ型投資信託より運用に掛かるコストが低廉であることが挙げられます。 TOPIX 連動型インデックスファンドの代わりとして活用してみては如何でしょうか。 日本株バリューインベストメントパック 『愛称:バリュー探検隊』*1 (日興アセットマネジメント) †日本株バリューインベストメントパックは、マネックス証券のみで販売されている投資信託だったのですが、最近では投信スーパーセンター、イーバンク銀行でも販売されています。 上位の組み込み銘柄を見ると TOPIX と変わらない重み付けであることが分かります。TOPIX の重み付けを重要視しつつ PER、PBR の高い割安株を中心に設定しています。運用上、TOPIX に対して影響を受けやすいようです。 他のアクティブ型投資信託と比べて、手数料が掛からず信託報酬が低廉であるのですが、信託期間が設定されていることには注意が必要かもしれません。
組み込み比率 (07.04.23現在) †07.04.27 現在のレポートを参考に作成しています。銘柄数は 105 銘柄。若干絞り込んだようです。 売買回転数は 07.04.29 の運用報告書によると、売買高比率は 1.34。積極的に銘柄を入換えたのが原因のようです。投資信託の名称が変更になってから銘柄比率が弄られた形跡があるのでもしかしてファンドマネージャが変更になったのかもしれません。 意外な銘柄としてはタカタ(7312)、ジャフコ(8595)*2、未来工業(7931)*3辺り。でもまあ、嫌いじゃない。
組み入れ業種比率 (07.04.23現在) †ほぼ TOPIX と同じ比率のようです。
GS日本株式インデックス・プラス (ゴールドマン・サックス) †ゆうちょで取り扱っている投資信託です。 上位の組み込み銘柄を見るとトヨタ自動車が上位に無かったり、大和證券が上位に組み込まれていたり若干 TOPIX の重み付けを外れた運用が見られますが、大半は TOPIX に影響されている銘柄が揃っているように見えます。 この投資信託のマザーファンド(GS日本株 計量運用ポートフォリオ マザーファンド)は、かなり長い間運用されているので運用に対しては大きな問題は無いでしょう。
組み込み比率 (07.07.31現在) †銘柄数は「521」銘柄、売買高比率は「0.51」。安定した売買高比率では無いようですが、全体としてはあまり売買を行わない投資信託と思って間違いないでしょう。
組み入れ業種比率 (07.07.31現在) †
ダイワ・バリュー株・オープン 『愛称:底力』 (大和投資信託) †確定拠出年金にも採用されている有名所の投資信託です。マネックス証券で販売を始めたり仲間ウチで確定拠出年金で運用自慢されたので取り上げてみました。 特徴としては以下の通り。
んー、DC底力は分配金を出さないだけマシだけど、手数料と信託報酬の高さを考えると長期運用向けかどうかについては考えさせられますな。
組み込み比率 (07.07.31現在) †組入れ銘柄は「128」銘柄。売買高比率は「0.33」。株売買のタイミングは少ないようです。しかしまあ、相変わらず TOPIX と何ら変わらない銘柄が揃ってますね =)。 総合商事が多めかな。チョットずるい。それなりに生きのいい銘柄を上位に引き上げている運用方針のようです。
組み入れ業種比率 (07.07.31現在) †卸売業を抜かせば TOPIX とほぼ同じ比率。
ハイブリッド・セレクション (DIAM) †長期間で運用実績が出ている投資信託だったので取り上げてみました。
組み込み比率 (07.07.31現在) †組入れ銘柄は「92」銘柄。売買高比率は「2.23」。案外、株売買は積極的に行っているようです。もう少し長めにヲチしないと判断が難しいかも。
組み入れ業種比率 (07.07.31現在) †やけに電気機器と機械に偏重したポートフォリオだな。少し心配だぞ。
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