投資信託の手数料 †
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手数料は、投資信託を購入する際に差し引かれる金額です。手数料はすべて販売会社の利益になります。
特徴は以下の通り。
- 手数料は 0%〜3.15% 程度
例えば 3.15% の手数料が掛かる投資信託を 10 万円購入した場合、その内の 3.15% 分「¥3150-」が手数料として差し引かれます。実際に運用に回されるのはこの手数料を引いた ¥96,850- (100,000 - 3,150)となります。よって手数料は少なければ少ないほど運用効率は優れています。
投資信託によっては、手数料が後払いの場合もあります。
特に手数料が 0%、つまり手数料を取らない運用のことを「ノーロード」と言います。とても重要な単語ですので覚えておいた方がよいでしょう。
- 同じ投資信託でも手数料は販売会社によってマチマチ
手数料は、販売会社が運用会社の方針に合わせて自由に指定出来るようです。重要なのはこの手数料は同じ投資信託であっても販売会社によって手数料が異なることが結構あります。特に、グロソブのように扱っている販売会社が多く存在している場合、手数料に差をつけてくる場合が多いようです。グロソブの例では多くの銀行では 1.575% の手数料が掛かりますが、カブドットコム証券のようなオンライン証券会社の場合、ノーロードで扱っていることが多いようです。
- 運用会社を利用して販売会社を探そう
運用会社は、投資信託を扱っている販売会社のリストが公開されている場合が多いです。運用会社によっては販売会社の手数料まで公開してくれている場合もあります。このリストを元に手数料の安い販売会社を見つけることをお勧めします。
- 信託報酬にも注意
投資信託の中には手数料が安い場合でも信託報酬が高いものが結構あります。長期運用を考えた場合、手数料は支払うのは一回だけなので年を経る事で徐々にコストとしては薄くなります。信託報酬の場合、毎年運用が良くても悪くても一定額を支払い続けることになるので、長期運用の場合、手数料より信託報酬の方に注意を向けた方が良いでしょう。
例えば「手数料2%/信託報酬1%」と「手数料1%/信託報酬2%」の場合、1年では差は殆どありませんが、2年目、3年目と年月を経る毎に徐々に信託報酬が響いてきます。
手数料を多く払ったことで運用効率が良くなることは、まず無いです。(倒産の危険性が無い程度の)販売会社を探すことも投資信託を購入する上では重要なことです。特に長期運用による積み立てを考えた場合、手数料はジワジワ利いてきます。注意しましょう。
#銀行員の言いなりで購入したアナタ*1、投資は計画的にネ。
関連情報 †
販売会社 †
- ファンド一覧 (カブドットコム証券)
カブドットコム証券で扱っている投資信託リスト。グロソブを始めとして多くの投資信託がノーロードで販売されています。特に TOPIX 連動型インデックスファンドである「トピックスオープン」、外国株型インデックスファンドである「Sストリート外国株インデックス」はノーロードでしかも積み立てが出来ることで人気が高いようです。
#ノーロードになったグロソブもかなり売れているようです。
- ノーロード(販売手数料なし)の投信を買いたい (マネックス証券)
マネックス証券で扱っているノーロード投資信託。2ちゃんねる@投資信託ではバンガードを扱っていることが好材料として挙げられています。TOPIX 連動型インデックスファンドである「インデックスファンド TSP」や投資先の中心がロシア株というアレな「欧州新成長国株式ファンド」もノーロード。
- 2006年1月10日(火)より、STAR−Tradeで人気の投資信託を好評に付き、取扱銘柄を拡大いたします。 (丸八証券)
丸八証券で扱っているノーロード投資信託。2ちゃんねる@投資信託では「世界の大家さん」がノーロードである所が評価されています。グロソブもノーロード。
- ノーロード・ファンド一覧 (イー・トレード証券)
特集記事 †
手数料は販売員に対してのサービス料? †
- www.yomiuri.co.jp/atmoney/fp/fp060914.htm
YOLの記事「投信の手数料引き下げ競争激化! でも…」より。
さてさて、ホントですかね?
まぁ、確かに投資に対して初心者であるならば、誰かから何らかのアドバイスを得た方が良いというのは賛成。だけど、それが銀行の窓口か?と言われるとそれには反対したいね。そもそも、銀行に用意されている投資信託の殆どは運用コストが高くて長期向けとは言えないし、手数料が高い分、短期で売り切ることも難しい。手数料分のアドバイスが受けられるかどうかも眉唾だ。今まで数行の窓口のネーサンと色々話している*2が、市場の動向について疎かったり、推奨している投資信託の特徴や銘柄が分かっていなかったり、むやみやたらに皆が買っているという理由でグロソブを勧めてみたり。
こんな状況で手数料を取るのは如何なものかと。
アドバイスに手数料が必要だと言う主張なら、投資信託の手数料と言う形で投資家からブッコ抜くのではなく、必要な人に有償でファイナンシャルアドバイザーのアドバイスを受けるサービスを提供すべきでは?
投資信託の購入で受けられるサービスなんて「元本は保証しないし、リスクは投資家の自己責任で」という念押し程度だ。必要ではない人にとって手数料はコストでしかない。
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